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テクニカルガレージRUN Hayabusa(SUZUKI Hayabusa)

サーキットも走れるGTという方向に振ったコンプリート

テクニカルガレージRUN Hayabusa
(SUZUKI Hayabusa)

取材協力:テクニカルガレージRUN 〒260-0001千葉県千葉市中央区都町2-2-7 TEL043-309-5189
URL:https://www.tg-run.com/
2023年 4月 19日

ハヤブサが秘めるポテンシャルを引き出す作り込み

テクニカルガレージRUNが手がけるバージョンアップ・コンプリートによる現行Hayabusa。市販状態から、オーナーの使い方や希望に合わせてTG-RUNが吟味したパーツを組み込みつつ、車両の性能を最高に引き出す。先にこのグッドルッキンバイクのページ(リンクはこちら)でも同じHayabusaをベースにしたコンプリートを紹介していて、パーツ使いは近しいものがあるが、オーナーの希望によって走りの質やルックスも変わっている。

先に紹介した車両ではバーハンドル仕様としてライディングをエンジョイするという設定を得ていたが、こちらは純正に準じたセパレートハンドル仕様で、サーキットをしっかり攻められる仕様としている。簡単に言えばサスペンションを高荷重設定として、車体前後の動き=ピッチングを使って曲がろうとするには、しっかりとブレーキングしてフロントタイヤをつぶす、という走りに適合するセットアップが施されている。ただそこにとどまらず、もっと車体を動かして操作感も楽しむようなセッティングにもすぐできる。そうしたセッティング対応力を持ち、かつそれがすぐにできるのも、バージョンアップ・コンプリートの特徴。この例では、サーキットを走っている途中にピットに入り、調整を行ったらすぐ再コースインできるという具合だ。

それは「量産スタンダードで販売されるバイク、そしてそれに乗るオーナーはそれぞれにライディングスキルも違うし、乗り方も使い方も違うし、もっと言えば背の高さだって体重だってみんな違う。そのオーナーひとりひとりに、オーダーメイドのバイクを作りたい」をバージョンアップ・コンプリートの原点としたTG-RUN代表・杉本さんの考えの反映でもある。

こうしてバイクがうまく動かせるようになることで、サーキットのみならずストリートでも安心感が高まる。操作性はより的確化しより細かくコントロールできるから、加速や減速、コーナリングという車両の動きに対しても余裕が生まれてくる。杉本さんは「ストリートを普通に走るライダーにこそ、バージョンアップ・コンプリートに使われるような高質パーツを使ってほしい」という考えも持っているが、それがはっきり分かるパッケージになっているのだ。

この車両の場合はその上で、サーキットでペースを上げてもそれに応えるようにセットアップされる。もしペースがちょっと高まりすぎたという場合には、Hayabusaのポテンシャルもしっかり反映される。第3世代で大きく進化したS.I.R.S.(スズキインテリジェントライディングシステム)に含まれるトラクションコントロールが自然に介入してくれるのはその一例だ。

ハヤブサは初代、2代目とも、サーキットランを楽しむオーナーが思いのほか多い。それはSSのような競争というものとは少し異なり、GT=グランツーリスモとして高く作り込まれたポテンシャルを引き出して味わいたいというものだ。ショップやタイヤメーカーの走行会、そしてライディングスクールなどに自走で参加、走行して帰る──という使い方もまた、ハヤブサらしい使い方のひとつ。この車両はそんな歴代ハヤブサのらしさを現行モデルベースでもより高めて見せてくれている。もうひとつ加えるなら、TG-RUNは歴代ハヤブサにも精通し、現行モデルも正規販売している。もしこんなコンプリートカスタムを作るなら、車両の調達から相談したいショップでもあるのだ。

【 ザ・グッドルッキンバイク記事一覧はこちら!! 】

 

Detailed Description詳細説明

ハンドルを純正のラバーマウントからダイレクトマウント化し、操作のシャープ感を増すTG-RUN×OVERスポーツライディングハンドルキットを装着。ハンドル幅は調整可能で垂れ角を緩やかにし、バーエンド部でSTDより12mm高め、ポジションも適正化する。フロントブレーキ&クラッチのマスターシリンダーはともにブレンボ・レーシング。ともにオリジナルレバー抜け止め加工を施し、レバーはZETAフライトレバーに換装する。

ステップキットはバー位置が4ポジションセレクト可能なTG-RUN×OVER ライディングステップキット。フレームカバーなどはマジカルレーシング製カーボン。

シートは座面とサイドの表皮を分割したスズキ純正アクセサリーのカラードシートで、純正シートを取り外して装着するタイプだ。車体色はM2モデルの純正カラーオーダープランによるマットソードシルバーメタリック×キャンデイバーントゴールドで、ホイールもカラーオーダープラン中にあるソリッドブラックをマルケジーニホイールのつや消しブラックで表現している。

フロントフォークはオーリンズ倒立タイプでボトムにはTG-RUN×OVERフロントアクスルスライダーも備えている。フロントブレーキはブレンボGP4 RRレーシングキャリパー+TG-RUN×サンスター・ワークスエキスパンドディスク。フロントフェンダーはマジカルレーシング製カーボンだ。

リヤブレーキはブレンボGP2 SS 2PキャリパーをTG-RUN×OVERブレンボリヤキャリパーサポートで下側に装着。ディスクはサンスター・ワークスエキスパンドディスク。マフラーも右出しのTG-RUN×OVER TTフォーミュラーRS チタンフルエキゾーストを装着する。

リヤショックはオーリンズTTX GPでスイングアーム及びリンクはHayabusa純正。マジカルレーシング製リアフェンダーのカーボンを追加している。

WRITER

Heritage&legends編集部

バイクライフを豊かにし、愛車との時間を楽しむため、バイクカスタム&メンテナンスのアイディアや情報を掲載する月刊誌・Heritage&legendsの編集部。編集部員はバイクのカスタムやメンテナンスに長年携わり知識豊富なメンバーが揃う。

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