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テクニカルガレージRUN GSX1100S(スズキGSX1100S)

ノーマルルックを維持しベースの底上げを行う

テクニカルガレージRUN GSX1100S
(スズキGSX1100S)

取材協力:テクニカルガレージRUN TEL043-309-5189 〒260-0001千葉県千葉市中央区都町2-2-7
URL:https://www.tg-run.com/
2020年 9月 25日

今から手に入れるカタナの見本的な作り込み

元々大きな興味はなかったけれど、2011年の映画“キリン”の劇中車プロデュースの際にノーマル車両に徹底的に乗ったことをきっかけに空冷カタナを見直す。面白いバイクだとして理想のカタナとしての“ハガネ”を作るに至ったテクニカルガレージRUNの杉本さん。ある意味、惚れた弱みなしの冷静な目でバイクとしての空冷カタナを見て、的確な手を入れてきたとも言える。その杉本さんが今勧める空冷カタナへのメニューは、シンプルだ。古いバイク(GSX1100S)で修理や復元が必要な部分にきちんと手を入れた上で、オーナーの依頼で必要なところをひとつひとつ手を入れる。その見本的な近作が、この車両だ。

その復元という点に目を向けよう。一番の魅力であるルックスはキープしたい。だからまず程度のいい、極力ノーマルに近い車両を元に選ぶ。その上で車両のコンディションを高め、今の交通事情に合うように各部を見直していく。

具体的に順に見ていくと、一番の土台になるフレームは20~40年経っているからまず確認。補強は仕様により入れた方がいいが、必須ではない。それよりも確認/手直し後に高機能塗装を施して、今後の維持をしやすくする。この車両でもそれが実践される。

ホイールも換装しない場合は同様に考える。そのホイール、そしてステムやスイングアームピボットなどのベアリングは新品に交換。付随するゴム/シール類も同じく交換する。この時に一緒にエンジンマウントをアルミ削り出しにしたり、前後アクスル/ピボットシャフトをクロモリ化するのも、車体をしゃっきりさせ、以後の歪みを抑えるのに有効だ。

エンジンは状態を確認し、キャブレターはオーバーホール必須で、これに組み合わせる。

現代化に関してはまず安全に止まれるブレーキの構築(フロントマスター/キャリパー/ディスク/ライン)。そして前後サスペンションの性能向上。これは状態によっては危険さえともなうためだ。ここまでを第一段階として、以後は定期整備を欠かさない。そのための純正パーツのストックも考えたいとも杉本さん。

これが出来てこそ安心して空冷カタナが楽しめる。そしてこの先はもっと、これらの要素が大事になる。このカタナの流れを見れば、それもよく分かるだろう。

【 ザ・グッドルッキンバイク記事一覧はこちら!! 】

Detailed Description詳細説明

ハンドルはGSX1100Sのノーマル・セパレートタイプでメーターカバーはマジカルレーシング製カーボンに。ヨシムラ・プログレスメーターも追加される。フロントマスターはブレンボラジアル、クラッチホルダーは操作性が高まるゲイルスピードをそれぞれ装着する。

エンジンはチェックの結果良好のため定期整備で維持。キャブレターはノーマルBS34をオーバーホール、リチウムバッテリーで始動性も良好という。

ステップはバー位置を前に5mm×上に3mm移動して車体のホールド性と乗り心地を向上させるTG-RUNのオリジナル・ライディングステップキットに換装。'90年型SM以降ならこのようにフレームを切らずに装着可能だ。

フロントフォークはノーマルのφ37mmを内部チューニングした上でセッティング。ブレンボ製4ピストンキャリパーやサンスター製ディスク、ステンレスメッシュライン等により、ノーマルフレーム/ステム+前後18インチで必要な機能を発揮できるようにしてある。

アルミ鍛造のゲイルスピードTYPE-Nホイールで19/17から前後18インチ化。リヤサスはこうした車両構成でもお勧めのオーリンズに変更した上でセッティング。スイングアームはノーマル。マフラーはケイファクトリー・フルチタンで、軽くなることで取り回しも良くなった。

WRITER

Heritage&legends編集部

バイクライフを豊かにし、愛車との時間を楽しむため、バイクカスタム&メンテナンスのアイディアや情報を掲載する月刊誌・Heritage&legendsの編集部。編集部員はバイクのカスタムやメンテナンスに長年携わり知識豊富なメンバーが揃う。

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