デザインアクセントにも実用にも有用なパーツ群
元々が軽いスズキGSX-Rシリーズだが、より軽くしてその素性を引き出していこうと考えると、ホイールやマフラーの換装がまず思い浮かぶ。それ以外に考えられるのが、外装パーツではないだろうか。そう思うなら、このマジカルレーシングのストリートボディワークシリーズは参考になる。
フロントフェンダー/アンダーカウルという大物(しかも車体中心からやや離れている)がドライカーボン化すれば軽くなることで車両捌きも良くなる。各パーツ自体もカーボンという成り立ちから十分な強度もあるからGSX-Rで必要になる高速走行でもブレや風による抵抗についても問題はないし、マフラーステーやリヤフェンダーレスキットも同様に考えていい。
空力に優れたミラーもカーボンモノコックボディだし、ミラー本体も視認性に優れたブルーミラーとなっている。冒頭のホイールもマジカルレーシングではブラックストーンテック社製BSTカーボンホイールを販売中だ。
このL7~だけでなく、これまでのK1~L1といったGSX-R1000適合のストリートボディワークシリーズパーツも販売中というのも嬉しい点で、究極の軽量、かつ上質なカーボンの質感や機能をまとえるマジカルのカーボンパーツ、ひとつからでも試してみたくなる。
Detailed Description詳細説明
クリアな視界を確保しつつトリム部(スクリーンの周部とカウル側の接続部分)をカーボン製としたカーボントリムスクリーンは、写真の平織りカーボン製・スーパーコート以外にスクリーンにクリアとスモーク。トリム部分に綾織りカーボンの設定もラインナップされている。
純正で樹脂成形パネルとなっているタンクサイドカバーは、マジカル製には平織りor綾織りのカーボンがある。ここは上質感が増すところ。
BSTブラックダイヤモンド・傾斜5本スポークホイールは前後セット+スプロケットキャリアで50万5000円(税別)。サイズはフロントが3.50-17、リヤは5.50or5.75or6.00-17だ。この車両では排気系もヤマモトレーシングSPEC-Aスリップオンに変更される。
フェンダーレスキットおよびフロントフェンダー、リヤフェンダーにはFRP製とカーボン製の2素材を用意している。
アンダーカウルトレイにもFRP製とカーボン製とを用意して、好みと予算で選べる配慮がある。マフラーステーはカーボンのみで形成、こちらはカーボンのみが製品化された。