ヘリテイジ&レジェンズ|Heritage& Legends
  • お知らせ
  • ニュース&トピックス
  • 連載コンテンツ
    • ザ グッドルッキン バイク
    • Goods Front Line
    • GoGo!! 2ストローク
  • スペシャルコンテンツ
    • 特集記事
    • 俺のグッドルッキン
    • プレゼント応募
  • 会社概要
NEN GPZ900R(カワサキGPZ900R)

現代ネオクラシックを先取り(?!)したパッケージ

NEN GPZ900R(カワサキGPZ900R)

取材協力:バイクショップNEN TEL:048-960-0077 〒340-0813埼玉県八潮市木曽根777-1
URL:http://nenweb.jp
2019年 9月 30日

現在10号機を製作中のコンプリートカスタム

カワサキGPZ900R、初代ニンジャをクラシックの部類に入れていいかという問題はあるが、もし今、Z900RSやニューKATANAのように新ニンジャが現れるとしたら、こんな作りではないのだろうか。ルックスはニンジャベースのカスタム。だがよく見ると、エンジンと足まわりは現代のスーパースポーツだ。

じつはこの車両、NENによる“GPZ-10R”と呼ばれるカスタムコンプリートの9号機。その名の通りにGPZ900Rのフレームをベースに、カワサキZX-10R(ここでは’09年型)を加工装着と言うか、融合させたものだ。

「300㎞/h出せるニンジャを作ってみようというのがきっかけでした。それを突き詰めていくと、ニンジャベースよりもエンジンをそのまま載せ換えて……となって、この構成になったんです」

そう言うのは、GPZ-10Rを手がけたNENの田中さん。同店はZXR400/Rやザンザスなど’90年代カワサキ4気筒に強く、ワンオフ製作も得意とする。

「作るのは良かったんですが、エンジン位置も載せ方も手探りで進めました。結果的にサブフレームを配してそこにシリンダーヘッド部マウントを作る方法で積み、重心位置も問題なくなりました」と、ニンジャカスタムでよく見る手法を逆手に取るようにして解決。ほかにも燃料タンクはFI対応で燃料ポンプを追加、その他外装はニンジャを元に田中さんがカーボンで作った(純正流用でなく、さらに軽いものになった)。

ここまでの製作車両は基本的には各オーナーに気に入られているとのこと。気になる乗り味は「GPZと言うよりもZX-10R寄りですが、GPZとして考えた場合、大きめな車体にコンパクトでパワフルなエンジンを積んだこともあって“走る、曲がる、止まる”感じが強まっています」と田中さん。異例ではあるが、バチッとはまる人には好適な1台と言えそうだ。

【 ザ・グッドルッキンパイク記事一覧はこちら!! 】

Detailed Description詳細説明

ステムはZX-10Rだがバーハンドル仕様とするためアッパーブラケットを新作。ワンボディメーターはZX-10Rでフロントマスターシリンダーにはブレンボを装着する。

フューエルインジェクション化に当たり、燃料タンク内には燃料ポンプが追加される。その他の外装、カウル/サイドカバー/テールカウルはNENによるカーボン製が装着される。

メインフレームがZX-10Rになったのに対し、サブフレームとエンジンまわりのダウンチューブはGPZ900Rを加工することで、外装を違和感なくフィッティングしている。

シートレールはGPZ900R加工で、電装類/ハーネスは当初のGPZ900R純正位置に、後にZX-10R位置に変更した。マニュアルもZX-10R準拠とした。

アンダーサブフレームとセンターサブフレームを追加、ZX-10Rのシリンダーヘッドにあるエンジンマウントをセンターサブフレームに締結している。

エンジンおよびメインフレームは2009年型ZX-10Rに換装されている。合わせる吸気系もZX-10Rそのもの。ダウンドラフト式フューエルインジェクションで、サブコンiconⅢでセッティングする。

足まわりも基本的にZX-10Rで、フロントフォークはノーマルKYBのモディファイ仕様。ブレーキキャリパーにはブレンボラジアル4Pを使う。

排気系はGPZ900Rの雰囲気に近づけるために'04年型ZX-10R純正のチタンを選択した上で加工し、サイレンサー部分を新作している。

リヤはリンクまわりをGPZ900Rフレームに合わせてオリジナル加工。オーリンズのZX-10R用ショックユニットも加工して使っている。前後ホイールはMAGTAN JB3で3.50-17/6.00-17。軽量な車体作りにひと役買うと同時に、カスタムらしい作り込みにも貢献しているアイテムだ。

WRITER

Heritage&legends編集部

バイクライフを豊かにし、愛車との時間を楽しむため、バイクカスタム&メンテナンスのアイディアや情報を掲載する月刊誌・Heritage&legendsの編集部。編集部員はバイクのカスタムやメンテナンスに長年携わり知識豊富なメンバーが揃う。

From our blog

  • 1200系めっきシリンダーの弱点を補い長寿&スムーズ化も考えたハイパフォーマンスシリンダー登場・トリニティガレージ ナカガワ08 5月 2025
  • 月刊ヘリテイジ&レジェンズ。
    2025年6月号(Vol.72)は4月28日(月)に発売!
    25 4月 2025
  • 身近な整備に役立てる新登場 &アップデートアイテムを紹介!/KIJIMA&SPICERR24 4月 2025
  • 【2025年4月29日(祝)】
    SUGO 2FUN SPRING STAGE
    ザ・グッドルッキンバイク撮影会のお知らせ
    18 4月 2025

ザ グッドルッキン バイク

  • メローズ RZ350<br>(ヤマハ RZ350)

    メローズ RZ350<br>(ヤマハ RZ350)

  • CL SURFER  CL500<br>(ホンダ CL500)

    CL SURFER CL500<br>(ホンダ CL500)

  • ヨシムラジャパン Z900RS<br>(カワサキ Z900RS)

    ヨシムラジャパン Z900RS<br>(カワサキ Z900RS)

  • ACサンクチュアリー Z1000Mk.II<br>(カワサキ  Z1000Mk.II)

    ACサンクチュアリー Z1000Mk.II<br>(カワサキ Z1000Mk.II)

  • OCEAN’S TRACK CL500<br>(ホンダ CL500)

    OCEAN’S TRACK CL500<br>(ホンダ CL500)

ヘリテイジ&レジェンズ|Heritage& Legends

愛車とのバイクライフを、より豊かに楽しむためのアイデアを提供する新雑誌。 愛車をもっと知りたい、カッコよくカスタムしたい、そして上手に走らせたい…ライダーなら誰もが気になる情報をより広く、深く提供して参ります。

Content

  • お知らせ
  • ニュース&トピックス
  • 連載コンテンツ
    • ザ グッドルッキン バイク
    • Goods Front Line
    • GoGo!! 2ストローク
  • スペシャルコンテンツ
    • 特集記事
    • 俺のグッドルッキン
    • プレゼント応募
  • 会社概要

お知らせ

  • 1200系めっきシリンダーの弱点を補い長寿&スムーズ化も考えたハイパフォーマンスシリンダー登場・トリニティガレージ ナカガワ08 5月 2025
  • 月刊ヘリテイジ&レジェンズ。
    2025年6月号(Vol.72)は4月28日(月)に発売!
    25 4月 2025
  • 身近な整備に役立てる新登場 &アップデートアイテムを紹介!/KIJIMA&SPICERR24 4月 2025
  • 【2025年4月29日(祝)】
    SUGO 2FUN SPRING STAGE
    ザ・グッドルッキンバイク撮影会のお知らせ
    18 4月 2025
  • 【CUSTOM MACHINE IMPRESSION】ヨシムラが繰り出したZ900RSカスタムの最新究極形を味わう!17 4月 2025

Contact us

  • Address: 東京都中野区鷺宮3-44-8-101
  • Phone: 03-5356-8575
  • Email: info@handl-mag.com
©2019 H&L PLANNING Co.,Ltd. All Rights Reserved.

詳しい購入方法は、各サイトにてご確認ください。 書店によって、この本を扱っていない場合があります。ご了承ください。

 
 

弊社・株式会社H&L PLANNINGでも、銀行振込・現金書留での直接のご注文も承っております。

ご希望の場合は、必要事項(お名前、ご住所、電話番号)を明記の上、メールにてご連絡ください。 追って、お支払い方法と商品ご発送の流れを返信させていただきます。 メールアドレス:info@handl-mag.com ※ご返信まで数日を要すこともございます。予めご了承ください。お急ぎの場合は上記各サイトからのご注文をお勧めいたします。