現在10号機を製作中のコンプリートカスタム
カワサキGPZ900R、初代ニンジャをクラシックの部類に入れていいかという問題はあるが、
じつはこの車両、NENによる“GPZ-10R”
「300㎞/
そう言うのは、GPZ-10Rを手がけたNENの田中さん。
「作るのは良かったんですが、
ここまでの製作車両は基本的には各オーナーに気に入られていると
Detailed Description詳細説明
ステムはZX-10Rだがバーハンドル仕様とするためアッパーブラケットを新作。ワンボディメーターはZX-10Rでフロントマスターシリンダーにはブレンボを装着する。
フューエルインジェクション化に当たり、燃料タンク内には燃料ポンプが追加される。その他の外装、カウル/サイドカバー/テールカウルはNENによるカーボン製が装着される。
メインフレームがZX-10Rになったのに対し、サブフレームとエンジンまわりのダウンチューブはGPZ900Rを加工することで、外装を違和感なくフィッティングしている。
シートレールはGPZ900R加工で、電装類/ハーネスは当初のGPZ900R純正位置に、後にZX-10R位置に変更した。マニュアルもZX-10R準拠とした。
アンダーサブフレームとセンターサブフレームを追加、ZX-10Rのシリンダーヘッドにあるエンジンマウントをセンターサブフレームに締結している。
エンジンおよびメインフレームは2009年型ZX-10Rに換装されている。合わせる吸気系もZX-10Rそのもの。ダウンドラフト式フューエルインジェクションで、サブコンiconⅢでセッティングする。
足まわりも基本的にZX-10Rで、フロントフォークはノーマルKYBのモディファイ仕様。ブレーキキャリパーにはブレンボラジアル4Pを使う。
排気系はGPZ900Rの雰囲気に近づけるために'04年型ZX-10R純正のチタンを選択した上で加工し、サイレンサー部分を新作している。
リヤはリンクまわりをGPZ900Rフレームに合わせてオリジナル加工。オーリンズのZX-10R用ショックユニットも加工して使っている。前後ホイールはMAGTAN JB3で3.50-17/6.00-17。軽量な車体作りにひと役買うと同時に、カスタムらしい作り込みにも貢献しているアイテムだ。