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サンクチュアリー・コウガZ1 (カワサキZ1)

各作動部の意味を追究して生まれる上質な乗り味

サンクチュアリー・コウガZ1 (カワサキZ1)

取材協力:サンクチュアリー・コウガ TEL:0748-72-4158 〒520-3222 滋賀県湖南市吉永35-2-1F
URL:http://sanctuary-kouga.jp
2019年 7月 22日

作り手が考えることで正しい機能が得られる

「このカワサキZ1は元々18インチ仕様で乗っておられたものを、改めて18インチでフォークとステム以外の全部、作り直したものです。パーツ自体はいいものが付いてましたがそれらを全部外して、フレームもレイダウンや補強も外した上でリスタートしました」(サンクチュアリー・コウガ/立入さん)

最近カスタムで特によく言われるのが“組みの違い”という言葉だ。上質なパーツが市場に潤沢にあり、それである程度のカスタム化は可能だ。でも、同じパーツを使ったら必ず仕上がりが同じになるかと言うと、そんなことはない。性能を発揮させるための組み方、組み合わせ方があるのだ。Zのような旧車だと、その差も出やすい。

「ツインショック車だと、特にリヤの動きにはっきり出ます。乗り味。バイクは足がちゃんと動かないと乗れないんですよ。ですからどうきちんと足が動いて、路面に追従させて、ライダーを安心させるか考える。ベストの動きというのがあるんです。サスの取り付け位置や角度、マウントからピボットへの距離=レバー比等々、考える要素も多いんです。

それで同じ18インチの見本車を用意して、動くのと動かないのを比べてもらい説明し、動く方が安心するというのを納得していただいて作業にかかりました。パーツでもそうですが、組み付けの際に“この数字が良かったから”とそのままで作るんでなく、何でそれで良かったのかということを考えながらやらないとベストにはたどり着けないと思います。作り手はいつも、どう動かしたら良くなるかを考えた方がいい」(立入さん)

そうして組み上がったのが上の状態。6速ミッションやシフトサポート等、同店の隠れ実力派パーツ群も組まれ、ペイントこそされるが落ち着きのある、ひけらかさない仕上がりに良好な乗り味。考えて組み上げられた、これぞ今時Z改の見本と言える1台となった。

【 ザ・グッドルッキンパイク記事一覧はこちら!! 】

Detailed Description詳細説明

メーターは速度/回転ともモトガジェット製でアナログ/デジタル併用。前仕様から使われていたステムはPMCのφ38mmフォーク対応品。

クラッチ作動を油圧化した上で、左右マスターシリンダーはブレンボ製ラジアルポンプに変更し、ルックスや操作性のバランスも取る。

外装の塗装はYFデザインによる。フロントフォークはKYBφ[純正品36→]38mm。この車両は18インチ仕様でのRCM(リアル・コンプリート・マシン)だ。

エンジンはフルリビルドされ、0.5mmオーバーサイズピストン(φ70.5mm)での1015→1030cc化や各種対策パーツ組み込みを行う。キャブレターはTMR-MJNφ38mmで、TPS=スロットルポジションセンサーを同店で加工追加し、点火制御にもフィードバックしている。

カムシャフトはSTDだがオイルポンプはドリームクラフト製のトロコイド式に換装して吐出量を増加、安定した性能を作る。ミッションは同店オリジナル[純正品5→]6速クロス、またスプロケットカバーはシフトシャフトニードルが入り耐久性を高めるオリジナルに変更。

スイングアームはスカルプチャーで、リヤショックはナイトロンのブラックスプリング仕様をセットした上で、ショック角度や取り付け位置/角度等を熟考して同店・立入さんの考える理論によっての的確な作動性を持たせた。ステップはスピードショップイトウ。

前後ホイールはマグネシウム合金鍛造品のビトーR&D MAGTAN JB3でサイズはノーマル1.85-19/2.15-18から2.75-18/4.50-18インチに。

前後ブレーキキャリパーは18インチ化したZにもよく似合うAP・CP2696対向2ポットを使用。ブレーキラインもステンレスメッシュだ。

WRITER

Heritage&legends編集部

バイクライフを豊かにし、愛車との時間を楽しむため、バイクカスタム&メンテナンスのアイディアや情報を掲載する月刊誌・Heritage&legendsの編集部。編集部員はバイクのカスタムやメンテナンスに長年携わり知識豊富なメンバーが揃う。

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