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GoGo2ストローク ヤマハTZR250編(第11回目)
レポート:中村友彦

6度目のZERO-4参戦で予想外の好感触を獲得?!

2019年 11月 13日

2018年春のテイスト・オブ・ツクバ SATSUKI-STAGE。その予選:13位、決勝:17位、ベストタイム:1分8秒202という数字は、いずれも過去最高のリザルトとなった。まだまだ満足できるレベルではないけれど、参戦準備から数えて4年目を迎えた僕とヤマハTZR250は、着実な成長を遂げているようだ。


6度目のTOT参戦で印象的だったのは、予選でも決勝でも、走行を終えてピットロードに戻って来た時に、チームスタッフと友人知人が、過去のレースでは見たことがないような、とびきりの笑顔&拍手で迎えてくれたことである。

…と言っても、結果は決して自慢できるレベルではなかった。予選13位はなかなかだと思うけれど、決勝は17位だったし、公式ベストタイムは0.084秒しか更新できていない。じゃあどうして、ピットロードでとびきりの笑顔&拍手に対面できたのか……。

予選ではなんと、ごく僅かな時間だったが、1〜8位しか表示されないコントロールタワーのリーダーボードに、ゼッケン55が表示されていたらしい。その背景には、路面状況が腕と性能差が出づらいセミウェットだった、ブリヂストンのレインタイヤ=W01が素晴らしく好感触だった、という事情があるのだけれど、これまでの戦績を考えれば、仲間たちが盛り上がるのは当然か。

ただし決勝レース序盤では、その盛り上がりがイッキに急降下したに違いない。例によってスタートを失敗した僕は、1周目を終えてホームストレートに戻って来たときは、20位にまで順位を落としていたのだから。そして過去のTOTを振り返れば、以後の僕は可もなく不可もなくの走行を続けてチェッカーになりそうなものだが……今回は違った!

NSRを駆る♯78本田選手、♯96黒田選手と熾烈なバトルを繰り広げた僕は、ピットロードとその上のスタンドからよく見える1コーナーで、アグレッシブなパッシングシーンを2度も披露できたのである!

もちろん前述したように、最終順位は17位だったけれど、僕の予想外の頑張りに、皆は大いに盛り上がったらしい。これはいわゆる、記録ではなく、記憶に残るレースってやつだろうか。ま、そこまで大げさなものではないと思うけど。

ちなみに、僕が1コーナーでパッシングシーンを披露できた最大の要因は、前号で紹介したテクニクスのTASC(テクニクス・アドバンスド・スマート・カートリッジ)である。純正フォークの内部構造を一新するこのチューニングによって、僕のTZRのフロントまわりの安定感は劇的に向上し、だからこそ思い切って走行ラインを変え、前走車を抜くことができた。また、レース数日前に、僕のTZRの主治医であるクオリティーワークスの山下さんから、パッシングラインを教わったことも重要な要素で、このふたつがあったからこそ、僕は気持ちのいいレースが出来たのだと思う。

とはいえ、僕が今回の結果に満足しているかと言うと、まったくそんなことはない。恒例のスタート失敗がなければ、もっといい結果が得られただろう。そんなわけでスタートの基本を学ぶべく、僕は6月16/17日のJD-STERに参戦するつもりだ。このドラッグレースでロケットスタートを身に付ければ、次のTOTではトップ10圏内も夢ではなくなるはずだ?!

予選で使ったレインタイヤはブリヂストンW01。果たして、その性能はと言えば、ほとんどドライと同じ感覚で走れてしまった。最初は恐る恐るだったものの、慣れれば普通にコーナーでヒザが擦れるし、ブレーキングもかなりの無理が利くのだ。このタイヤがあったから、僕は予選で13位になれたのだろう。

今回のZERO-4で決勝グリッドに並んだのは30台。予選13位の僕+TZRは5列目で、この位置からなら、あわよくばトップ集団に食らいつけるかも? という妄想さえ芽生える。しかし現実には、後続に思いっ切り飲み込まれてしまった……。

ここ最近は減少傾向だったものの、今回のTOTには6台ものTZR勢が参戦した。最上位は4位入賞の♯10小川選手+1KT。初参戦の♯39樋口選手+1KTと♯21白石選手+3MAはいろいろと戸惑いもあったようだけれど、今後もTZRの勢力拡大を目指して(?)皆で頑張りましょう!

WRITER

中村友彦

二輪雑誌編集部員を経て独立し、現在フリーのモータージャーナリストとして活動中。クラシックバイクから最新モデルまでジャンルや新旧を問わず乗りこなし解説する。カスタムやレースにも深く興味を持ち、サンデーレースにも参戦する。

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