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アクティブZ900RS(カワサキZ900RS)

ポジション系や足まわりの変更で運動性を磨き込む

アクティブZ900RS
(カワサキZ900RS)

取材協力:アクティブ TEL0561-72-7011 〒470-0117 愛知県日進市藤塚7丁目55番地
URL:http://www.acv.co.jp/
2021年 3月 05日

ノーマルと比べて格段にコンパクトな車格感

2017年末の発売から3年強を経てなお、高い人気を維持するカワサキZ900RS。そのカスタムには、これまでカワサキが手がけてきたゼファー1100やGPZ900R、ZRXシリーズ同様に、昔ながらの雰囲気を追求する方法、ツーリングでの快適性を重視する方法など、いろいろなやり方がある。その中で2018年からアクティブが手がけてきたデモ車の、’20年時点でのコンセプトは「スポーツネイキッドとしての運動性能を高めること」。

少し振り返れば2018年当初、アクティブがカスタム化に着手した時点でのコンセプトは「オーナーが現実的に描けるストリートカスタム」。それが’19年には「理想的なスポーツネイキッド」に進化して、峠道でコントロールに集中できる、乗り手とマシンの一体感を念頭に置いて、各部に手を加えた。

そしてひとまずの完成形に至った現在=2020年仕様の姿は、なかなかスパルタンで、ノーマルからぐっとコンパクト感を感じられるようになっている。

それを実現しているのは、各部のライディングポジション系パーツ、そして全面変更とでも言えるような足まわり系パーツだ。前者には、セパレートタイプのハンドルとバックステップ(これについては、ヒールプレートのホールド感やバーのソールへの食いつき感も貢献している)、ノーマル+20mm高となるZ900RS CAFE用シートがある。これらで、マシンが手の内に入っているような感覚、乗り手にとっての自信が得られるようなコンパクト感が得られる。

後者、足まわりについては、まさにカスタムらしい構成で、ノーマルの鷹揚な感覚から、上質かつ明確な挙動を作り込んでいる。路面の凹凸を軽やかにいなす前後サスと軽量鍛造ホイール。そして分解能というか制御能=コントロール性を高めるブレーキ。その能力を受け止めて急な姿勢変化を防ぐようなステムとフロントスプリングの変更も功を奏している。

装着パーツの総合力でコーナーの立ち上がりでスロットルが開けやすく、乗り心地やフロントブレーキのコントロール性、ライン取りの自由度などにも、アドバンテージが築ける。それはスポーツバイクで楽しめばいいのでは? と思う向きもあるだろうが、気軽に乗れるネオレトロ・ネイキッドが好きでZ900RSを手に入れる、その上で、走りの質を高めたい……というのも、ごく普通の考えだ。Z900RSにはそれだけのポテンシャルが備わっていて、アクティブの各パーツはそれをしっかり引き出す。この車両はそれをパーツ開発者自身がきちんと見せた、まさに“デモバイク”なのだ。

【 ザ・グッドルッキンバイク記事一覧はこちら!! 】

 

Detailed Description詳細説明

FRP製ビキニカウルやセパレートハンドル+ハンドルバー・インナーウェイト、スロットルホルダーはいずれもアクティブのオリジナル製品群だ。ブレーキマスターシリンダー、クラッチレバー+クラッチホルダーは同じアクティブの代表ブランド、ゲイルスピード。バーエンドミラーはデイトナのCONEROを装着。

コンバーチブルステムキットはステム部を180度回転差し替えすることでフォークオフセットをノーマルの34mmと31.5mmに変更でき、ハンドリングを変えられる。ハンドル垂れ角は10度。ステム部が高剛性化することでブレーキング時の安定感も高められているのだ。

外装類のペイントはALFATEC。タンクキャップ外周に備わるのはアクティブ扱いのSW-MOTECH製タンクバッグのワンタッチ装着用アダプター。

車体後部にはアクティブのテールレンズ延長キットとフェンダーレスキットを装着。シートはZ900RS CAFE用純正品を使用している。

エンジンやフレームはノーマルで、シリンダー側面にはバフ仕上げのアクティブ・アルミサブフレームを、クランクケース左右カバーにはアルミ+ポリアセタール樹脂の2段構造によって各所へのダメージを最小に抑える設定のアクティブ製スライダーを装着する。

油圧式リモートアジャスターを備えるホース付きタンクタイプのリヤショックは、アクティブが日本仕様の設定を担うオランダのハイパープロ製。

チタン・スリップオンマフラーはスロベニアのアクラポヴィッチ。JMCA適合品でありながら、重厚な排気音と軽快な吹け上がりが満喫できるものだ。

バックステップは4ポジション選択式で、ノーマルに対するバック/アップ寸法は、23/33、23/45、35/33、35/45mmとなっている。

3.50-17/5.50-17サイズの前後アルミ鍛造ホイールは、8本スポークのゲイルスピード・TYPE-E。フロントブレーキキャリパーはノーマルだが、ディスクはφ320mmクロスロックディスクローターに変更済み。ドライカーボンのフロントフェンダーはNEXRAY。ブレーキラインはビルドアラインで、被覆のカラーは従前のクリアとスモークに加え、'20年8月から青/赤/緑/黄/橙の5色が選べるようになった。

プレスフォーミングスイングアームは、アクティブがスポーツネイキッド用として積極的に展開しているパーツで、適度なしなやかさを感じさせることでコーナー後半のスロットルの開けやすさに寄与する。リヤのラジアルマウントキャリパーもゲイルスピードだ。

WRITER

Heritage&legends編集部

バイクライフを豊かにし、愛車との時間を楽しむため、バイクカスタム&メンテナンスのアイディアや情報を掲載する月刊誌・Heritage&legendsの編集部。編集部員はバイクのカスタムやメンテナンスに長年携わり知識豊富なメンバーが揃う。

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