カウルを軸にしたトランスコンチネンタル
利便性の高いボルトオンパーツを軸に展開するキジマが送り出すのは、やはり人気のホンダ・レブルがベースのカスタム。見て分かるように、ハーレーダビッドソンのツーリングモデルが装着するいわゆる“ヤッコカウル”をアレンジして、レブルに合うように設定。全体のパーツ構成も“トランスコンチネンタルスタイル”=大陸横断仕様として、ゆったりした気分でのツーリングを行いやすいようにしたのが特徴であり、コンセプトとなる。
このカウルを軸にLEDフォグランプキット、安心感を高めるエンジンガードに飛び石や泥跳ねからエンジンを守るスプラッシュガード。カスタムハンドルやバッグサポートなど、まさに大陸横断気分が気軽に作れるパーツ群を満載。
このあたりは本家ハーレーダビッドソン用のシーシーバーほかパーツも手がけ、かつて2011年に“モンキー・ダビッドソン”(50cc)も手がけたキジマならでは。加えるならば2019年には同様のコンセプトによる本気の遊び心マシン「MON×DAVI(モンダビ)」フルキット(モンキー125ベースの50台限定セット)も展開していたから、ルックスのバランスなどポイントは押さえきっている。
撮影時にはユーロオーバルミラーのみが撮影時の開発中製品だったがこれも間もなく登場とのこと。モンダビの遊び心から、レブルでは一歩進んだ実用面も充実するはず。図らずもレブルがクルーザーだったと思い直させてくれる上に、かなり楽しめそうなのだ。
Detailed Description詳細説明
“コンチネンタル”の軸となるフェアリングキットは4万5000円(税別、以下同)。重量2kgと軽く、ステーはハンドルマウント兼用。
ヘッドライトにはヘッドライトリム(ブラス[真鍮]製 みがき無。ほかにスチール製クロームめっきもある)を装着。その下左右にはLEDフォグランプキットをセット。霧や薄暮といった悪条件下での被視認性も高まるし、ルックスもまとまるアイデアだ。
ユーロミラー・オーバルタイプは開発中。ノーマルと径がほぼ同じグリップヒーターGH07(写真はスイッチ一体タイプ)は実用性も高い。
フェアリング内側、メーターには被せるだけでカスタム感の高まるメーターリングを装着。写真はブラス(真鍮)製・みがき無。スチールクロームめっきもある。メーター前方には今やツーリングの必携品となった各種ガジェットをマウントするキジマ・テックマウント 4G バーマウント ブラック+TECHグリッパー セットや、ガジェット類への電源となるキジマUSBポートキットも装着される。
違和感ないデザインでラジエーターサイドに張り出し、軽度な転倒に対応するエンジンガードはスチール製。エキゾーストパイプ左右には泥跳ねからエンジンを守るアンダーガード スプラッシュガードを装着。アルミ製ガンメタアルマイト仕上げで武骨な印象も作りだす。
ガソリンボトル&レザーホルダーセットは900cc容量で消防法適合品。航続距離が伸ばせる。このデモバイクでは、右側エンジンガードに取り付けている。
リアキャリアはリヤシートと“ツライチ”のデザイン。バッグサポート(左右あり)やETCレザーケース用ステー(サイドバッグの巻き込みを防ぐ)など、実用面も考慮される。
テールランプKITはラウンド形状のLED。純正ウインカーにはキジマ・ウインカーリム(ブラス[真鍮製]みがき無)を装着。スチール製クロームめっきもあり、メーターやヘッドライトのリムと素材を揃えて統一感を楽しめるものだ。