英国生まれにして、日本向けにも市場に合わせたサスペンション製品群を供給する、ナイトロン。その日本向けモデルの象徴が、究極のフロントフォークとして販売中の正立フルアジャスタブルフォーク、NTF43コンベンショナルR3シリーズだ。
今回発表となった“NTF43コンベンショナルR2”は、そんな同社製フロントフォークをより気軽に楽しんでもらうことを目的とした、ベーシックモデルとしての位置づけ。
ただ、そのパフォーマンスに抜かりはない。新たに装備した、左右で圧側/伸び側アジャスターを独立させたLCRRレイアウトを筆頭に、770/800/815㎜から全長を選べ、バネレートも8.0、8.5、9.0、9.5N/㎜の4種を用意。車種やチューニングの方向性によって、幅広いニーズに対応する。
まずは今夏予定で汎用仕様をデリバリー、追って車種別キットも……という。足まわりカスタムの注目製品登場だ。
R2シリーズの最大の特徴は、COMPRESSION(圧側)、REBOUND(伸び側)を左右フォークにそれぞれ独立させたLCRRシステムの採用だ。COMP側ダイヤルが黒、REB側がシルバーとなるのは、同社フォークカートリッジキットのTVTシリーズと同様。
7000番台アルミ材から鍛造・削り出されたフォークエンド部。ブレーキキャリパーのマウントピッチは40㎜だ。
フォークシールはローフリクションで定評のスウェーデン・SKF製を採用している。磨き上げられたクロームインナーチューブも美しい。
足まわりのセットアップに便利なストロークセンサーも標準装備品。スポーツ感を醸し出すアイテムでもある。
SPECIFICATION
メーカー | ナイトロン |
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製品名 | NTF43コンベンショナルR2シリーズ |
調整幅 | 伸び側:24クリック/圧側:24クリック |
全長 | 770㎜、800㎜、815㎜ |
バネレート | 8.0N/㎜、8.5N/㎜、9.0N/㎜、9.5N/㎜ |
対応車種 | 汎用タイプ(順次、車種別キット開発予定) |
価格 | 24万円+税(2020年夏デリバリー開始予定) |