機能もルックスも高めるパーツ群を開発し次々市販へ
ホンダ系のレースチーム運営やパーツ製作でその名を聞くことの多いTSR=テクニカルスポーツ。EWC=世界耐久選手権にも参戦し、直近の’25年はスパ8時間で優勝、2017-2018シーズンと’22年にはチャンピオンを獲得するなど高い成績を残し続けている。そのTSRの耐久用マシン、CBR1000RR-R SPには’23年からアールズ・ギア( https://www.rsgear.co.jp/ )がマフラーをサポートしている。
その縁もあって両者が今度はCB1000Fのパーツでタッグを組んだ。“ネオクラシック・リベリオン(反乱、反逆の意味)”と名付けられ、北米仕様CB900/750FC、いわゆるスペンサーパターンをTSRの白×青×赤で仕立てたこのパッケージ。単なる懐古でない、CB1000Fというネオクラシックに、これがモチーフとしたネイキッド群が活躍した熱かった時代のパフォーマンスを追加するというコンセプトが根底にある。各装着パーツはいずれも取材時点では開発途中というが、まず目を惹くのは当然だがマフラーだろう。
’80年代初頭、AMAスーパーバイクのアメリカンホンダ、フレディ・スペンサーのCB750F改が装着したメガホンスタイルの“ベラスコ管”をモチーフに、シンプルかつ伸びやかなシルエットから想起される鋭い吹き上がりと突き抜けるようなパワーフィールを持ち、それでいて低中速トルクも確保するという。耐熱ブラック塗装仕上げのSUS製で、フルエキゾーストとスリップオンが用意される。
同様に注目はヘッドライト上のバレットタイプメーターカバー。純正の四角いTFT液晶メーターにボルトオンでCB-Fのアナログ感を加えるアイデアパーツだ。
ほかにもトップブリッジ+セパレートハンドル、フロント/リヤの各アクスルにスイングアームピボットの3つのクロモリシャフト、バックステップに前後ブレーキディスク、ラウンドラジエターにオイルクーラー、ホースセットに前後フェンダーなどが続々開発中。そのいくつかは’26年1月時点で市販に移されている。こうしたパーツ情報はTSRのHP上で随時更新されているから、ぜひ注目しておきたい。
一方、前述のようにマフラーをコラボレートしているアールズ・ギアでもオリジナルの製品を精力的に開発中。メガホン形状を取りながら同社ワイバン・ブランドらしい焼き色も特徴のマフラー(下写真。’25年11月に開かれたウェビック フェスティバルで撮影)は複数形状での展開もあるようだ。また自社削り出しのステップなども開発進行中。今春には製品化され販売が始まるはずだから、こちらも楽しみに待ちたい。
Detailed Description詳細説明
以下、価格や発売含め'26年2月15日時点のもの。各パーツはCB1000F用だ。集合タイプで右出しのメガホンタイプマフラーは、AMAスーパーバイク用CB750Fに装着されたマイク・ベラスコ製エキゾーストをモチーフにシンプルかつ無駄のないシルエットで製作。鋭い吹き上がりと突き抜けるようなパワーフィールを持ち、それでいて低中速トルクも確保してストリートでも扱いやすくしたSUS製耐熱ブラック塗装の「TSRオリジナルフルエキゾースト」(29万7000円)。「TSRオリジナルフルエキゾースト(UP-TYPE)」(31万9000円、専用タンデムステップホルダー付き)、「TSRオリジナルスリップオンエキゾースト」(価格未定)も開発中だ。
ハンドルまわりには純正に換えて使うアルミ削り出しトップブリッジと、セパレートハンドルのセットとなる「トップブリッジ+セパレートハンドル」(13万2000円)やTSR EWCレプリカで可倒式、ボルトにチタン製を使う「TSRブレーキレバー(ハードアルマイト/ブラック)」(1万9800円)、ハンドルパイプ内径19mmに対応するドライカーボン製でクリアコート仕上げ、スライドアダプター付属の「TSRドライカーボンブレーキレバーガード」(3万8500円)を用意。純正バーハンドル用にはアルミ削り出しで表面を化研レッドアルマイト仕様としてTSRカブトムシロゴマークを刻印した「ハンドルトップマウントセット28.6mm」(9900円、2個セット)もある。
純正のTFT液晶メーターをアナログ風のシルエットに変えるアルミ製カバーでボルトオン装着可能な「バレットタイプメーターカバー」(価格未定)はCB1000Fのスタイルを引き締める注目製品。意匠写真のバレットタイプメーターカバーtype1(アルミ+アルミプレス、4万9500円)のほかにtype2(アルミ+カーボン、5万5000円)もラインナップ。登録出願中。
マグネシウム合金を温間鍛造しリム部を高精度NC削り出しとしたMAGTAN JB1をCB1000F用に設定した「CB1000F マグネシウム鍛造ホイールセット(艶有り黒/ゴールド)」は59万4000円。サイズは純正に同じ3.50-17/5.50-17で、しなやかさと強靱さを兼ね備えた軽快なハンドリングを得る。AMAスーパーバイクのスピリットを宿し、CB1000Fのブレーキフィールを引き上げる高精度ステンレス材製で強力な制動力と優れたコントロール性を両立する「リヤブレーキディスク」は3万5200円。サイズは純正に同じφ240mm×t5.0mm。
CB1000Fのブレーキフィールを引き上げる高精度ステンレス材製で強力な制動力と優れたコントロール性を両立するブレーキディスクのフロント用「フロントブレーキディスク」(13万2000円)。サイズは純正φ310mm×t5.0mmより大径で0.5mm厚いφ320mm×5.5mmとなる。
シェイプアップした独自の形状による「オリジナルフロントフェンダー」(価格未定)やカーボン製で軽量、質感も高める「カーボンリヤフェンダー」(価格未定)も開発中パーツ。ほかに「オリジナルシートカウル」、「フェンダーレスキット」(ともに価格未定)、「CB1000F SEスクリーン+40mmUP(クリアー:1万8700円、スモーク:1万9800円)」等の外装パーツも案内されている。








