CB1000Fが秘める伝統と最新鋭をカスタムで改めて表現
プロトも、CB1000F登場とともにそのカスタムを発表した。テーマとしたのは“温故知新”で、当時の面影を踏襲しながら現代のパーツ群を各所に使い、「伝統」と「最新鋭」を高次元で両立させたという。
ブレンボ製ブレーキシステム各パーツをはじめ、プロトの扱うパーツ群を吟味した上で各部に投入するというのはプロトの手がけるカスタム“カスタムダイバー”に共通した手法ではあるが、“CB-Fボルドール2”と名付けられたこの車両では、その使い方というかまとめ方にもう一歩踏み込んだ感もある。フロントカウルの追加はそのひとつだ。
これはかつて国内でカウルの純正装着が認可された直後の’82年8月に現れたCB750Fインテグラ(’82年型CB750F2C)のカウルを加工しての装着。インテグラ同様にカウル下につながるレッグシールドもCB1000Fに合わせて加工、ヘッドライトは当時のものでなく、CB1000F純正のLEDを移植したという作り。全体のカラーは’81年にボルドール24時間耐久レース優勝を記念して登場した限定販売車、CB750FBB/F2BBボルドール2の勝利のイメージをまとわせている。
ハード面に目を移せば、ポジションはプロトEFFEXハンドルバーに、ベビーフェイス×プロト・コラボレートステップ、肉抜きしながら快適性を高めるゲルザブを挿入したローダウンシートによって高級サルーン的な印象を構築する。足まわりはCB1300SF純正アンダーブラケット流用(CB1000Fに同じフォークオフセット35mm)と、CB1000F純正アッパーブラケットへのスペーサー挿入で純正倒立からオーリンズフロントフォークを組んで正立化し、リヤにはEFFEXローダウンキットを組み込む。
RCSコルサコルタ・フロントマスター以下ブレーキ系はブラックのcafe racerキャリパー/GP2-CRキャリパーにフロントのTドライブディスクとブレンボでまとめ、排気系もアクラポヴィッチ・スリップオンライン カーボンと、空冷CB-F純正ライクな雰囲気を細部にまで作りつつ、機能は的確に向上している。ベビーフェイス・ヘルメットロックにレーシングフックもそんなライダーサポートのひとつと言っていい。
こうしてまとめられた令和の現代版ボルドール2。プロトではコンプリート車の販売や外装キット販売の希望を知る投票ボタンをHP内の車両紹介ページに置いているから、希望があれば投票を。ちなみに’25年末時点でコンプリートの希望が280超、外装キットが400超。この結果によっては、この先の展開も何か出てくるのかもしれない。
Detailed Description詳細説明
フロントカウルはCB750FインテグラでヘッドライトはCB1000FのLEDをカウル側に移植。純正廃番のスクリーンはMRAツーリングタイプに。
カウル以外の外装はCB1000Fだが、それらをCB750FBB2にしっかり合わせるのはトンナップペイントワークスによる塗装の力と言える。
フロントマスターシリンダーはブレンボRCSコルサコルタRRでハンドルはEFFEXイージーフィットバーPlus、クラッチは同スムースフィットレバー クラッチをセットする。
シートは加工して足着き性を良化した上でゲルザブを挿入した“EFFEXゲルザブ入りローダウンシート”として疲労を軽減するものだ。
エンジンは本体ノーマルで右側のタイミングホールプラグ(スライダー)やオイルフィラーキャップ、エンジン前側のフレームスライダーにベビーフェイス製品を装着。
排気系はアクラポヴィッチ・スリップオンライン カーボンでプロト製マフラーハンガーとともに参考出品だ。
ステップはエッジの効いたラインを持つプロト特別仕様をベビーフェイスが製作した。
シフトロッドの上側、シフトシャフトの基部に付いて、シフトシャフトのブレを抑えて確実な作動をサポートするシフトスピンドルホルダーもベビーフェイス製を装着。
アンダーブラケットをCB1300SFから流用、アッパー側は径を合わせるスペーサーを介してフロントフォークをオーリンズ正立・コンビ(φ43mm)に変更。フロントブレーキはブレンボ484 cafe racerキャリパーにブレンボ・ブレーキディスクTドライブを組み合わせる。
リヤブレーキはブレンボGP2-CRキャリパーにCB1000F純正ディスクの組み合わせだ。
3.50-17/5.50-17サイズの純正ホイールはCB750FBBのゴールドスポーク裏コムスターイメージでゴールド仕上げ。タイヤはブリヂストンのS22でサイズは120/70ZR17・180/55ZR17、ドライブチェーンはEK ThreeDの525サイズをチョイスした。








