22複数バリエーションから選べるパーツの設定もあり
マジカルレーシングが多くのスポーツモデルに展開する“ストリートボディワークシリーズ”。綾織りまたは平織りの自社製造カーボン製(一部FRP製もあり)パーツだ。フロントフェンダーやリヤフェンダーなど、その多くは純正に置き換えて質感を高める。あるいはリヤフェンダーのように泥跳ね・水跳ねを軽減したりする。
そこでこの車両だ。ヤマハMT-09 SPの現行、’24年型。マジカルレーシングのデモ車として、同社が展開するMT-09/SPストリートボディワークパーツのほとんどがセットされている。フロントフェンダーにリアフェンダー、スイングアームカバー。ラジエーターシュラウドにフェンダーレスキット。
装着とともに機能を追加するものとしてはフロントキャリパーへ積極導風するキャリパークーリングダクト、整流効果とともにサーキット走行時などに必要なオイルキャッチ効果を持つアンダーカウル。ライダーのホールド性を高めるタンクエンドがある。
ところでこのページの写真をひと通り見て気がついた人もいるだろうが、ミラーは2タイプの設定があり、好みで選べる。メインの全体写真で装着しているのはバーエンドミラー。ハンドル上側でも、部分紹介写真のようにハンドル下側へのマウントも可能で、ネオレトロモデルやストリートファイターには似合うだろう。
もう1点はおなじみNK-1ミラー。フロントマスター/クラッチホルダーのベースにセットする定番のネイキッド適合品だ。双方を手に入れた上で好みで付け替えて変化を楽しむというような使い方も面白そうだ。
加えて、このMT-09/SPでは純正にない機能パーツがもうひとつ加えられている。バイザースクリーンだ。カウルやスクリーンのないネイキッドとしてしか選択肢のないMT-09/SPに高いエアプロテクション性能を加えることができ、スクリーンもデモ車で装着されるスーパーコート、スモーク、クリアが選べる。ウイングレット調のスポイラーなどの造形からくる車両全体の一体感は純正と言われてもおかしくないほどで、これはお勧めと言える。
Detailed Description詳細説明
MT-09/SPのフロントにアクセントと防風効果を与えながら一体感の高いバイザースクリーン(写真は綾織りカーボン製[一部FRP黒]/スーパーコートスクリーン。以下各パーツは綾織りカーボン製を装着)は6万6000円〜8万7400円。1カ所の基部から2本のステーを伸ばす(TYPE B[M8タイプ])バーエンドミラー(TYPE7ヘッド)は6万4900円〜6万7100円。ステーはブラック、シルバーあり、ハンドル上側/下側マウント可能でこれは上側への装着状態だ。
ミラーのもうひとつの選択となるNK-1ミラーは写真で装着されるTYPE4ヘッド/スーパーロングエルボステムで5万930円〜5万3130円。
バーエンドミラー(TYPE7ヘッド)をハンドル下側にマウントした状態。全体的に低めの構えのルックスとなる。
バイザースクリーン/スーパーコートスクリーン、NK-1ミラー装着仕様をやや前・上から見た状態。ウイングレット調スポイラーの造形等も分かるだろう。
中空モノコック構造でライダーのホールド性を高めるタンクエンドは2万2000円〜3万4100円。
樹脂のみで立体構成されるフェンダーレスキットはLED灯付属、3万4100円〜4万2900円、下側(写真ではナンバー部の下)に付く汎用リフレクターキットは6380円〜6600円で用意される。
純正よりも造形の力感を高めるラジエターシュラウドは2万2000円〜3万7400円。
ラジエターシュラウドの後ろ側。ライダーからもきれいな裏処理が見える。
マフラーの集合部や後半部とカット形状を合わせて整形したアンダーカウルは4万4000円〜6万9300円で、'24年型以降MT-09/SP、'21〜'23年型MT-09/SP、'24年〜型XSR900GPにも適合するものだ。
走行風でブレーキキャリパーを冷やし安定したブレーキ性能を得るキャリパークーリングダクトは3万3000円〜4万5100円。
フォークガード一体形状でインナーチューブも保護するフロントフェンダーは3万1900円〜4万4000円で用意される。
スイングアームカバーは3万800円〜4万1800円。なお、マジカルレーシング製ストリートボディワークシリーズ各パーツは、同社へのオーダー時にセラミックコーティング(別料金)を依頼することも可能だ。








