
しゃぼん玉の伊豆ツーリングに見るカスタムの楽しみ方! せっかく仕立てたカスタムだからどんどん走って味わい尽くす!・しゃぼん玉
2日間一緒に走り、食べ 語り合い、仲間になる喜び
「伊豆までお客さんたちとツーリングに出かけるから、よかったら観に来ませんか」。誘ってくれたのは、H&Lでも数多くのカスタムバイクを紹介してきた愛知県の大型パーツショップ、しゃぼん玉の滝川さん。
▲取材したツーリングの仕掛け人はしゃぼん玉の取締役社長の滝川泰史さん。ツーリングからサーキットまで、自身も走るのが大好き! といい、愛車のZRX1100を含む、いわゆるニンジャやZRX系を軸とした新旧ビッグネイキッドからSSまで、カスタムの造詣が深く頼れる存在。
今までも多くの車両を見せてもらってきたとはいえ、実際にどんなオーナーさんたちが楽しんでいるのか、も知りたくてこの機会にお邪魔させていただいた。ツーリングは平日を使った1泊2日の行程。今回は滝川さんも含め13台が参加した。
「こうした泊まりのツーリングを始めたのは’20年頃から。懇意にしていただいているお客さまにこちらからお声がけしています。みんな集めたら30台以上になるかな。皆、職業も年齢もばらばらで、共通しているのは愛車のカスタムに熱心なことでしょうか。
1泊2日のツーリングは年2回ペースで行っています。その効果は大きくて、つまり2日のあいだ一緒に走り、飯を食い、同じ宿の下に眠る。もともとカスタムが好きな人同士ですから、一発で距離が縮まって仲良くなれる。社会人になってしばらく経つと、それまでのバイク仲間とも疎遠になってひとりで走ることも多くなる。行き詰まってバイクを降りちゃう話も聞きますから、私たちのような立場のショップが愛車を楽しむお手伝いができれば、と続けているものなんです」(滝川さん)
新たな仲間を増やし、互いの情報を交換する。他車を見て気に入ったカスタムやパーツがあれば、すぐに相談できるショップがある。今回の参加者は皆、しゃぼん玉を通じて知り合った仲間たち。即席で行った撮影会での笑顔からも、その親密ぶりが窺える。
▲知らなければ少し宗教がかって見えもするけれど(失礼)、こんなTシャツも着て楽しむ(100着完売)。しゃぼん玉と滝川さんがお客さんたちに愛される証拠なのだ。
来る者は拒まず。特段の入会規定のようなものもない。〝ひとり遊び〟に飽きたライダーは気軽に相談してほしい、と滝川さん。バイク遊びの世界を広げてくれるはずだ。
しゃぼん玉でカスタムライフを楽しむ皆さんの愛車を拝見! オーナーもバイクも、そのキャラクターは千差万別なのだ
集まってくれるのはカスタムした愛車で走るのが大好きなお客さんたちです。ハイグリップタイヤの装着率も高いのは、皆さんがツーリングもサーキットもどんどん楽しんでいるからです、と滝川さん。これまでH&Lで紹介した車両もちらほら。ほぼ全車がエンジンまわりになんらかの手が入っていて、そんな車両には正確な回転数を知るためにSTACKのタコメーターを装備するのも、しゃぼん玉カスタム車の特徴。最近の流行りはアルミタンクへの換装とか。

愛知県の大型ショップ、しゃぼん玉。写真は日進市にある本店の外観だ。
【協力】
しゃぼん玉本店 TEL0561-72-7050 〒470-0117愛知県日進市藤塚7-55 https://www.shabondama.co.jp
※本企画はHeritage&Legends 2025年12月号に掲載された記事を再編集したものです。
バックナンバーの購入は、https://handlmag.official.ec/ で!

WRITER























