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YUNOKI SPL. CB750F(ホンダ CB750F)

当時の仕様をキープしながら現代化する“進化版エフ”

YUNOKI SPL. CB750F
(ホンダ CB750F)

取材協力:※車両オーナー:柚木靖博さん ※協力:FRS+(CB-F Riders' Salon)
2025年 11月 19日

これからFを楽しむためのデータベースになる車両

CB750FB(’81年型)を18インチ化してきれいに乗られている車両。初見ではそう思えるが、内容は踏み込むほどに面白く、そしてすごい。

オーナーの柚木さんはかつてのCB-F現役当時、Fが街中を走っているのを見てバイクが好きになったという。高校を卒業して限定解除に通うが、CB750Fは少し前に生産中止になっていた。新車はもうない……と思っていたところ、ホンダの棚卸しで偶然残っていたCB750FCインテグラ(国内最終型は’82年のFC、それがたまたま棚卸しに引っかかって出てきたというから、まさにメーカー最後の1台だ)があるという話が舞い込んできて、運命的に入手できたのだそうだ。

以来40年。インテグラのハーフカウルは外して外装はFBに載せ替えて……では終わらなかった。他の車両は頭になく、CB-Fが古くなってしまう、悪くなってしまうのを避けるべく、自分で手を入れる。

安定性が不足するフロントには、それを補うショートオフセットで純正らしいステムなどパーツを探す。フロントフォークそのものもFC純正φ39mmより大径でカートリッジ化できるように試行錯誤を重ね、複数車両用のミックスでφ41mmフルアジャスタブル化する。極度に大径でなく、自然に見えて機能アップが図られている。

ホイールも18インチを選ぼうと、前後CB1000SF(SC30)用を使うとリヤ5.50幅でチェーンラインのオフセットが必要になるので、同じデザインとなるCBR400RR用4.50幅に520チェーンを組み合わせて、これを回避しつつアップデートした。今なら性能の高い18インチタイヤもある。

エンジンはヴォスナー鍛造ピストン×CB1100Rクランクの1123cc仕様。柚木さんは自らエンジンも組める腕もあるのだが、話を聞いて「理論的で、この人にお願いしたい」と、グリフィンモータービルドの小西さん(CB-Fにも詳しい人だ)に依頼。点火系は柚木さんが自らユニットを作り直し(開発し)て3Dマップ仕様化した。

結果、CB1100Rに上乗せしたトルクのエンジンにSC30のハンドリングという、CB-F純正ライクなルックスからは想像し得ない高質な仕上がりとなった。

狙ったのは「キャブレターのままCBが生産を続けていたら」というもの。バイク=CB-FBと考える柚木さんには、当然の作りと言えそうだ。なお、柚木さんはこのノウハウをFRS+というオーナーズクラブでも共有し、CBをもっと長く乗る、これから手を入れるという時のポイントとしても紹介している。

もうひとつ、柚木さんはCB750Fリプロタンクの生産にも動いている。これは300個の予約があって初めて作られるもので、価格は14万8000円。錆やへこみの心配のない新品が手に入るチャンスだ。Arm-designworks のFBメッセンジャーまたはarm-designworks@outlook.jp で受け付ける。価格は14万8000円、要ると思うならまず予約を。

【 ザ・グッドルッキンバイク記事一覧はこちら!! 】

 

Detailed Description詳細説明

ステムは市販レーサーRS250Rで、フォークも流用加工しながら、ハンドルは純正のようにセパレートアップをマウントする。フロントマスターはニッシンだ。

ベースはCB750Fインテグラの青×白だったが、フロントカウルを外した上で、外装をFBの赤に変更した。

テールまわりも純正テールカウルやテールレンズなどをそのまま継続する。

ステップは当時のCB-F標準パーツとも言えるO&T製を装着している。

エンジンはφ72mmのCB1100F用2mmオーバーサイズ・ヴォスナー鍛造ピストンにCB1100Rクランクを組み合わせた1123ccで、組みはグリフィンモータービルド・小西さんに依頼。点火は自作3Dマップユニットで、これはBluetooth経由でセッティングできるものだ。

キャブレターはCRスペシャルφ33mmにファクトリーまめしばMノズルを組む。現在これをオーバーホール中で、代わりのSC40用キャブレターを使っているとのこと。

フロントフォークはトップがNSR250R(MC18)、インナーチューブがCBR600F(PC25)で、ボトムにはRS250Rをそれぞれ使い、φ41mmでカートリッジ/フルアジャスタブル化している。ブレーキまわりも純正流用で構成する。CB750FC純正も前後18インチだったのでここは崩さずに今のタイヤを履けるよう、SC30(CB1000SF)一択で換装。フロントホイールは同用3.50-18となる。

スイングアームはジャックボックス製アルミ、リヤショックはクアンタムで、排気系はヨシムラ。リヤブレーキも純正流用。

リヤはCB1000SFの5.50-18サイズを履くとチェーンラインが干渉するので、同デザインでそれよりも細身のNC23(CBR400RR)純正を見つけ、これを履いた。ドライブチェーンも520サイズに狭小化して、チェーンライン干渉問題はクリアした。

WRITER

Heritage&legends編集部

バイクライフを豊かにし、愛車との時間を楽しむため、バイクカスタム&メンテナンスのアイディアや情報を掲載する月刊誌・Heritage&legendsの編集部。編集部員はバイクのカスタムやメンテナンスに長年携わり知識豊富なメンバーが揃う。

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