ほぼTOT仕様でドラッグストリップに登場
JD-STERドラッグレースシリーズ、2025年第1戦前日に開かれたオープントラックデー(誰もが参加できる練習日)に参加し、続く第2戦でJD-STERデビューも果たした加賀山就臣選手。ドラッグストリップ(コースのこと)に持ち込んだのは自身がTOT(テイスト・オブ・ツクバ)のハーキュリーズクラスで走らせる鐵隼(てつぶさ)で、当日はギャラリーの視線を大きく集める人気ぶり。
残念ながら第3戦以降はスケジュールの都合がつかず参加は叶わないというが(第3戦は全日本ロードレース、第4戦はTOTとまる被りだ)、加賀山選手が主宰するRIDEWIN(ライドウィン。加賀山さんのTEAM KAGAYAMAが長年のレース参戦で培った技術を用いて最高のサービスを提供することを目的に立ち上げたバイクカスタムショップだ)からはスタッフの野口さんが前述のオープントラックデーに参加してはまったようで、以後のシリーズに自身のハヤブサで参加予定と聞いた。
少し前に紹介した下村さんのHAYABUSA(記事はこちら)同様に純正パーツ混成によると思われる1340cc仕様のエンジンやその名の通り鉄フレーム化した車体にも興味が湧くが、JD-STER中核クラスのオープントーナメントに出走、決勝トーナメントでは思うようなタイムと結果が出ず、傍からも加賀山選手の悔しそうな様子が見て取れたから、来季もリベンジに向けてその雄姿を見せてくれるに違いない。
Detailed Description詳細説明
TOTで見るそのままの外装をまとう。まさにスペシャルな雰囲気が漂ってくる。
純正アクセサリーを装着した形状でのシングルシートカウルをセット。
1340cc仕様でカムのみヨシムラを入れたというエンジンの基本は純正部品の混成仕様か。一方のフレームは'24年秋のTOT KAGURADUKI-STAGEでの転倒でダメージを負い、今季用に製作された2本目だ。
フロントホイールはGALE SPEED Type-SB1を履く。
ドラッグレースのために特別に施した作業はなく、「せいぜいSHINKO製タイヤに履き替え車高調整した程度」と野口さん。片持ちスイングアームはNinja1000SXのアーム部にDUCATI V4系ハブを流用してフィッティングしている。リヤホイールはMarchesiniを履く。
※写真はすべて2025年6月8日に開催のJD-STERドラッグレース第2戦の会場で撮影したものです








