ヘリテイジ&レジェンズ|Heritage& Legends
  • お知らせ
  • ニュース&トピックス
  • 連載コンテンツ
    • ザ グッドルッキン バイク
    • Goods Front Line
    • GoGo!! 2ストローク
  • スペシャルコンテンツ
    • 特集記事
    • 俺のグッドルッキン
    • プレゼント応募
  • 会社概要
SHIMOSAKA SPL. Z900RS(カワサキ Z900RS)

パーツ動向を細かく知って光り系をスマートにまとめる

SHIMOSAKA SPL. Z900RS
(カワサキ Z900RS)

取材協力:※車両オーナー:下坂ヒロシさん
※協力:ZEST CUORE https://zest-cuore.amebaownd.com/ ※RSK https://www.facebook.com/groups/986969215358471/
2025年 8月 25日

自身2台目所有のRSを元にすみずみまで手を入れていく

各部ビレットパーツや前後オーリンズサスにアルミ鍛造ホイール。スイングアームもアクティブ・プレスフォーミングと、見ていてまぶしくなるようなパーツをふんだんに使ったZ900RS。どう作られたのか。

「これは私にとっては2台目のZ900RSで、1台目は’18年型火の玉。それをフルカスタムしてたんですけどフレームが折れるほどのアクシデントに遭ったんです。それで令和4(’22)年にこの2台目を新たに買って、このように仕立てたんです」とオーナー・下坂さん。そう聞くと前車両からのパーツも移植もあったかと思えたが、1台目からはスイングアームだけが移植できたという。

コンセプトとしては“ギラギラ系で行く”とのことで、冒頭のようなビレット系パーツはそのコンセプト通り。ただ、それで全体がガチャガチャした感じにならずに、ある種のきれいなまとまり感を見せているのは面白い。ひとつはビレット/ポリッシュ系パーツが流れを持つように配されていること、またホイールやショック(フロントフォークはアウターチューブのアルマイトとインナーチューブのチタンコートも)も同系素材/処理ながら、落ち着いたゴールドで同様の流れを作っていることにあるだろう。そしてもうひとつ効いていそうなのが、“低く、引き締まった感じを出したい”という下坂さんのもうひとつのコンセプトだろう。ハンドルまわりの構成でもそれは分かるし、火の玉カラーやカーボンパーツの配し方でもうまい具合に全体のバランスが取れているとも思える。

その上でもうひとつ注目したいのは、パーツの選択や加工だ。コクピットまわりに(大きいものでなく)小さなリザーバーが並ぶのが格好いいからとクラッチをFrandoマスターで油圧化し、ブレンボRCSコルサコルタのフロントマスターとバランス。グリップにドミノを使ったから、ハイスロもドミノで揃えるというのもそのひとつだ。

オグラクラッチのスケルトンタイプクラッチカバー内に見えるクラッチスプリングプレートは日本初と言って良さそうな24金めっき仕上げ。動力系もパワーコマンダーⅤを組んだ上でMCマディファイでセッティングして10%以上の出力向上と、抜かりなし。それだけのこだわりがにじみ出ているわけだ。しかもこれで終わりでなく、各部チタンボルト化、またこれから出てくる各社の開発中新パーツの情報も得て、その装着へ準備中。高いアンテナを張り、パーツやショップ、メーカーの情報を得つつ、自身のこだわりを反映していく。だからこそのまとまりが、この車両にはあるわけだ。

【 ザ・グッドルッキンバイク記事一覧はこちら!! 】

 

Detailed Description詳細説明

ウイリー Z900RS オーリンズ倒立フォーク用トリプルツリーに高さが調整できるABM製セパレートハンドルをセット。ヘッドライトはモトデミックLED。メーターケースはカーボン、ミラーもマジカルレーシング・NK-1ミラー・タイプ6ヘッドでこれも低い位置にマウントする。

フロントマスターはブレンボRCSコルサコルタ、クラッチ側は油圧化してFrandoマスターを使う。これによって小さなリザーバーでコクピットをコンパクトにまとめている。外装は純正火の玉だがKAWASAKIロゴとサイドカバーロゴをペイントBOXで塗装した。

ロングテールカウルはPOSH製を選択し、ワンオフのフェンダーレスはカラーによって高さを調整してテール全体を上げて不要な隙間を詰めていくなど細かい工夫も見られる。グラブバーもカーボンパターンだ。

ビレットのステップはウイリーの同軸ペダル式3Dステップ(タイプR)でフロント3Dスプロケットカバー、3Dフレームピボットカバーもウイリー製ビレット。ダイノジェット・クイックシフターも組まれる。

パルサーカバーやエンジンハンガーにステップ等ウイリー製3Dビレットパーツ、またフレームカバーやインジェクションカバーのようにカーボンパーツも多く備えるエンジンまわり。サブフレームはアールズ・ギア。クラッチカバーはオグラクラッチ製で、中に見えるクラッチスプリングプレートはポリッシュマイスターでポリッシュした上で24金めっき処理される。MCマディファイ(セッティングで知られる)でのパワーコマンダーⅤサブコンセッティングで後軸出力は98PSから110PSになった。アンダーカウルはMK工房製を使う。

フロントフォークはオーリンズ、フロントブレーキはフィン付きのブレンボGP4-MSキャリパーにサンスター・ワークスエキスパンドディスクを組み合わせ、ディスクマウントボルトは64チタン。フロントフェンダーにもカーボン製を装着。

リヤブレーキはマスターがゲイルスピードでブレンボGP2-SS 2Pリアキャリパーにサンスター・ワークスエキスパンドディスクを組み合わせる。排気系はオオニシヒートマジック・チタンだ。

リヤはオーリンズKA739ショックをアクティブ・プレスフォーミングスイングアームにセット。ホイールはアルミ鍛造のO・Zレーシング・GASS RS-Aで3.50-17/6.00-17サイズを履く。

WRITER

Heritage&legends編集部

バイクライフを豊かにし、愛車との時間を楽しむため、バイクカスタム&メンテナンスのアイディアや情報を掲載する月刊誌・Heritage&legendsの編集部。編集部員はバイクのカスタムやメンテナンスに長年携わり知識豊富なメンバーが揃う。

From our blog

  • ツーリングアイテムに止まらない! Bluetoothバイクインカムの定番=B+COMのモータースポーツでの活用法を鈴鹿8耐の現場で知る!07 8月 2025
  • 創業67年の老舗キジマが魅せるからよりリアル?! 旧くて新しい! 昭和感漂う2台のカスタム例を見る!31 7月 2025
  • 単なるドレスアップにとどまらないその高品質を知る。マジカルレーシング製カーボンパーツの魅力!29 7月 2025
  • 月刊ヘリテイジ&レジェンズ。
    2025年9月号(Vol.75)は7月30日(水)に発売!
    26 7月 2025

ザ グッドルッキン バイク

  • ブライトロジック HAYABUSA<br>(スズキ HAYABUSA)

    ブライトロジック HAYABUSA<br>(スズキ HAYABUSA)

  • プロト Z900RS<br>(カワサキ Z900RS)

    プロト Z900RS<br>(カワサキ Z900RS)

  • PMC Z900RS<br>(カワサキ Z900RS)

    PMC Z900RS<br>(カワサキ Z900RS)

  • 安田商会 CB750F INTEGRA<br>(HONDA CB750F INTEGRA)

    安田商会 CB750F INTEGRA<br>(HONDA CB750F INTEGRA)

  • K-2プロジェクト ZZR1100<br>(KAWASAKI ZZR1100)

    K-2プロジェクト ZZR1100<br>(KAWASAKI ZZR1100)

ヘリテイジ&レジェンズ|Heritage& Legends

愛車とのバイクライフを、より豊かに楽しむためのアイデアを提供する新雑誌。 愛車をもっと知りたい、カッコよくカスタムしたい、そして上手に走らせたい…ライダーなら誰もが気になる情報をより広く、深く提供して参ります。

Content

  • お知らせ
  • ニュース&トピックス
  • 連載コンテンツ
    • ザ グッドルッキン バイク
    • Goods Front Line
    • GoGo!! 2ストローク
  • スペシャルコンテンツ
    • 特集記事
    • 俺のグッドルッキン
    • プレゼント応募
  • 会社概要

お知らせ

  • ツーリングアイテムに止まらない! Bluetoothバイクインカムの定番=B+COMのモータースポーツでの活用法を鈴鹿8耐の現場で知る!07 8月 2025
  • 創業67年の老舗キジマが魅せるからよりリアル?! 旧くて新しい! 昭和感漂う2台のカスタム例を見る!31 7月 2025
  • 単なるドレスアップにとどまらないその高品質を知る。マジカルレーシング製カーボンパーツの魅力!29 7月 2025
  • 月刊ヘリテイジ&レジェンズ。
    2025年9月号(Vol.75)は7月30日(水)に発売!
    26 7月 2025
  • カラーズインターナショナル・高橋社長に聞いた。ストライカーが描く2025シーズン後半!25 7月 2025

Contact us

  • Address: 東京都中野区鷺宮3-44-8-101
  • Phone: 03-5356-8575
  • Email: info@handl-mag.com
©2019 H&L PLANNING Co.,Ltd. All Rights Reserved.

詳しい購入方法は、各サイトにてご確認ください。 書店によって、この本を扱っていない場合があります。ご了承ください。

 
 

弊社・株式会社H&L PLANNINGでも、銀行振込・現金書留での直接のご注文も承っております。

ご希望の場合は、必要事項(お名前、ご住所、電話番号)を明記の上、メールにてご連絡ください。 追って、お支払い方法と商品ご発送の流れを返信させていただきます。 メールアドレス:info@handl-mag.com ※ご返信まで数日を要すこともございます。予めご了承ください。お急ぎの場合は上記各サイトからのご注文をお勧めいたします。