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ACサンクチュアリー Z1000Mk.II(カワサキ Z1000Mk.II)

精度や練度を高めることで満足度も深まるコンプリート

ACサンクチュアリー Z1000Mk.II
(カワサキ Z1000Mk.II)

取材協力:ACサンクチュアリー(SANCTUARY本店) TEL04-7199-9712 〒277-0902千葉県柏市大井554-1
URL:https://www.ac-sanctuary.co.jp
2025年 5月 14日

内燃機等の加工と組みの連動・相乗効果がさらに進む

Mk.IIの持つ角型デザインのキリッとしたイメージが一層際立って見える1台。ACサンクチュアリーのコンプリートカスタム、RCM(Radical Construction ManufACture)によるもので、通算製作番号となるシリアルナンバーは637。現在700番台の製作に入っている同シリーズの中でも新しめのナンバーが付いている。

年間製作数が20〜30台で、Heritage&Legendsでもその多くを紹介してきたRCM各車は、どれも冒頭に述べたようなキリッとした姿を見せてくれたが、今回はその印象がより強い気もする。そうサンクチュアリー・中村さんに伝えてみた。

「おそらく、作り手である当社メカニックの練度が日に日にというレベルで高まっていること。加えて、当社の内燃機加工部門、DiNx(ディンクス)でのエンジン加工をはじめ、作業の精度が高まっていること。その上で例えば当社メカニックとDiNxとの間でRCMという対象についての情報交換が行われること。それらの相乗効果、相互の情報理解の深まりと、それぞれがその知見を作業に応用することで、車両の完成度が上がった。それが見えているのかと思います」という回答を得た。

サンクチュアリーメカニックの面々はDiNxに必要な数値の内燃機加工を依頼するとともに、加工された後のパーツから自らの依頼内容がどう反映されているかを見るわけだが、それで加工の意味の理解を深めたり、組みに生かしたりする。一方でDiNxは車種(入庫エンジンパーツの主体)ごとの特徴や純正欠品パーツ、使用パーツなどの車両環境も知って、純正でもうないパーツに対しての延命や復調に向けた加工等を考えていく。

お互いに新しい分野の情報を得ることで、自身の作業のレベルが上がると言うといいだろうか。ただ数値を出して加工して組む、依頼された数値で作業するだけでなく、数値や加工の持つ意味の相互理解、それを相乗効果として完成度も上がっていくということになる。当然だがRCMというモデルを定義するアライメント(前後ホイールやチェーンラインの整列など)やディメンション=車体姿勢等の要素をきっちりクリアした上での話で、ここまでの話はその上に積み上がるもの。そんな意味でもこの車両はRCM・Mk.IIの最新標準になっていると言えるのだ。

【 ザ・グッドルッキンバイク記事一覧はこちら!! 】

 

Detailed Description詳細説明

スカルプチャーφ43フォーク用SPステムキットType1でフォークオフセットを60→35mmとしてトレール量等を17インチに合わせ、デイトナ・RCMコンセプトローハンドルバーをセット。左右マスターはブレンボRCSを使う。メーターは純正ベースにヨシムラ・PRO-GRESS2テンプメーターを加える。

シートはデイトナRCMコンセプトCOZYシートを使いRCMディメンションに合わせるとともに、万一の破損時にもすぐ代替できる体制を取る。

外観はMk.II純正ライン/カラーできっちり仕立てられる。そのペイントはエンジェルが担当した。

バックステップとクラッチレリーズプレートKIT(Type2)はナイトロレーシング。フレームはオリジナルST-2補強やリヤサスワイドレイダウン、チェーンラインオフセット加工した上でパウダーコート仕上げを施す。

エンジンはフルオーバーホールとともにDiNxでボーリング/ホーニングを含めて各部精密加工しDiNx鍛造φ71mmピストン(1045cc)やオイルをしっかり回すSMB(サンクチュアリーメカニックブランド)トロコイドオイルポンプを組み込む。バルブガイドはオーバーサイズ品に入れ替えてバルブステムとのクリアランスを調整、ガイドとバルブシートリングの同軸度とステムエンドの均等性にこだわった高精度バルブシートカットで仕上げ、クランクバランス取りなども行った。

キャブレターはTMR-MJNφ38mmをヨシムラ・デュアルスタックファンネル仕様で装着する。

ノーブレストE×MパッケージによってオーリンズRWUフロントフォークを組み、ブレーキまわりはフロントがブレンボ・アキシャル4Pキャリパー(サポートはE×Mパッケージ同梱のSMB製品)+サンスター・プレミアムレーシングディスク“RCM”コンセプトモデルホールタイプだ。

リヤブレーキはブレンボP2-CB84 2Pリアキャリパー+サンスターディスク。排気系はナイトロレーシング 4in1“ウェルド”クラフトチタン3D EXマフラー+ナイトロレーシング ストレイト チタン サイレンサー V-IIIハーフポリッシュを装着する。

リヤサスはオーリンズ・グランド・ツイン(KA446)をスカルプチャー・R.C.M専用ワイドスイングアームに組み合わせる構成。前後ホイールはO・Zレーシングのアルミ鍛造、GASS RS-Aで3.50-17/6.00-17サイズ。ドライブチェーンはEK 530RCM(GK;GP)を選択した。

WRITER

Heritage&legends編集部

バイクライフを豊かにし、愛車との時間を楽しむため、バイクカスタム&メンテナンスのアイディアや情報を掲載する月刊誌・Heritage&legendsの編集部。編集部員はバイクのカスタムやメンテナンスに長年携わり知識豊富なメンバーが揃う。

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