他にない唯一の愛車感がどんどん深められる! ARCHI新作パーツに見るZ900RSカスタムの広がり!・PMC

これまで何度となく紹介の機会を設けてきた、PMCがプロデュースするARCHIブランドによるZ900RS向けカスタムパーツ群だが、まだまだその勢いは止まるところを知らない。Z900RS用製品群の最新テーマは『ARCHIファンに向けての手元パーツをより煌めかせるオプションパーツの開発』だ。ここでは直近で加えられた新製品とともに、同社デモバイクの最新仕様を見ていこう。

爆発的ヒットとなったロングテールカウルやシートに続く製品群!

遡れば2020年春、それまで’70〜’80年代旧車向けリプレイス&チューニングパーツの開発販売を主業務としてきたPMCが、現行モデル向けに新たに興したブランドがARCHI(アーキ)。その主力は’19年から本格販売が開始されたZ900RSで、そんなARCHI製品の中でもロングテールカウルは一躍人気アイテムとなり、それは今でも変わらず続くものだ。

「純正同様のABS素材、そしてARCHIならではのこだわりのデザインが評価していただけたのでしょう。ほぼ毎年変更される、外装色にいち早く対応してきたこと、そして納期の早さも魅力となったはず」と理由を教えてくれたのは、販売促進課の清水 昭尋さん。

▲ニューカマーパーツの紹介にあたり、最新のARCHIによるZ900RSデモバイクを見よう。伸びやかな『ARCHIロングテールカウル』の形状も分かる。合わせて装着される、同テールカウル専用のタンデムグラブバーも売れ筋アイテムになっている。

もうひとつ、Z900RS向け製品でARCHIの柱となったタックロールシートも、デザイン自体は定番だが(とはいえ、それは多くのニーズがあるということ)、美しい縫製や車体ツライチのデザインへのこだわり、そしてシート厚を20㎜下げることでの足着き性改善、ライダー側シート内に疲労軽減用ゲルを配置するなど快適性を重視した姿勢が、オーナーたちに受け入れられた結果だ。

そんなARCHIが今、目指すのはすでに同ブランド製品を使うユーザーが、より愛車のカスタムを深化させる製品の開発。一方で先のシートも一気にバリエーションを広げていることにも注目だ。

つまり、細かく製品の枝葉を広げてARCHI製品を使うユーザーの選択肢を増やし、結果、それぞれが他にない自分だけのZ900RSを楽しめるようにする──。同車オーナーなら、その動向からまだまだ目が離せないはずだ。

 

大人気のタックロールシートがさらに一歩先へ! セミオーダーというべきシート・バリエーションが完成!


人気アイテムの「タックロールシートAssy」。等間隔に厚みを持たせたロールデザインが美しい。機能面では、20㎜のシート厚低減での足着き性の向上、ゲル内蔵でライダーの疲労も低減。価格は3万8500円。


『グロスレザーシート』は艶やかな光沢のある上品なレザー表皮。シート背面部にはARCHIロゴをプリント。ブラウンも用意する。3万8500円。


上下ともに『ヴァイパーシート』。上はライダー側をドットパンチで、下はスエード調バックスキンで仕上げている。美しく整ったステッチも魅力で、ステッチカラーはレッド、イエロー、グレー、ブルーの4色。各5万5000円。


『ダイヤモンドステッチシート』は懐かしさ満点。ダイヤモンドの存在感を生かすために、ウレタンとは別に厚みのあるスポンジを縫い込んで立体感とボリュームを演出した。ほかにブラックあり。3万8500円。

 

エンジンまわりを引き締めるパーツ群をリリース&リニューアル


エンジン周辺パーツに加わったのは『ステンメッシュラジエターチューブセットver.2』。2本のラジエターホースは専用金型から製作、自然なアールを実現した。端部のアルミECONO-FITはクローム、レッド、ブルー、ブラック、ゴールドから好みで選べる。価格は3万3000円。


『アルフィンカバーシリーズ』はシリンダーヘッドのフィンと同一の厚さ、間隔のアルミ切削品。ARCHIロゴ付きでリメイク。ダイナモカバー:1万9800円、クラッチカバー:2万3100円、パルサーカバー:2万900円。


Z900RS用『スロットルキット』は巻き取り径Φ32、Φ36、Φ40㎜の3種を同時発売(純正はΦ36.5㎜)。スロットルボディは銀/黒/金。専用スロットルワイヤーは、ARCHIツーリングハンドル等のアップポジションハンドルにも対応する。全長120㎜の貫通式グリップ付きで1万5400円。

ワンポイントで灯火器を変えるドレスアップも自由自在に楽しめる!


PMCが販売するCGCヨーロピアンタイプウィンカー用『ミラーコーティングウィンカーレンズ』も新発売された。下写真は左から、シースルーミラーコーティング・オレンジ、同クリア、フルミラーコーティング・クリアの順。フルミラーのオレンジもある。ウィンカーサイズもΦ45㎜とΦ50㎜の2種類。すべて各1万8150円(4個セット)。背景に写るハニカムライトステーカバー(汎用ウインカー対応)は2万4200円だ。


LEDアクリルプレートでスタイリッシュなイルミネーションを演出する『LEDリングポジションテールランプ』。ポジション時は周囲、ブレーキング時には中央のLEDが点灯する。スモーク:2万2000円、クリア:2万350円。

 

【協力】PMC TEL0799-60-0101 〒656-2131兵庫県淡路市志筑3071番地 https://www.win-pmc.com/

※本企画はHeritage&Legends 2024年10月号に掲載された記事を再編集したものです。
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WRITER

Heritage&legends編集部

バイクライフを豊かにし、愛車との時間を楽しむため、バイクカスタム&メンテナンスのアイディアや情報を掲載する月刊誌・Heritage&legendsの編集部。編集部員はバイクのカスタムやメンテナンスに長年携わり知識豊富なメンバーが揃う。