数々のカスタムパーツを送り出してきた、大阪・堺の老舗メーカー、ポッシュフェイスだが、「実はアジャスタブル式のハンドルブレースは初めて製品化したんです」と角野 豊社長。後発だけに、精緻さと美しさにこだわって開発したというのが、“22.2mmハンドル用クイックリリースハンドルブレース”なのだ。
同品はバーハンドルにシャフト長を147mmから228mmの間で伸縮できるアジャスタブルタイプ。同社が得意とするアルミ削り出し技術で、合わせ面のガタを最小限としたのがなによりの特長だ。クランプ部も含め、アルマイト加工まですべてが純国産。高品質も嬉しい。
ハンドルブレースといえば、カスタムブームの’90年代ではアルミ製ハンドルバーのしなりを抑制することが目的だったが、2024年の今はスマホやナビ、カメラなどガジェット類のマウントステーなど装着用としての役割も期待されるもの。当時からハンドルブレースを販売し続けるポッシュフェイスの、このニューアイテムは、使用に当たってはその出自も大事、と考えるライダーにぜひ選んでほしい一品だ。
クイックリリースハンドルブレースのアジャスター部分。センターステーのレール状の凹部を左右のステーが移動しシャフト長を伸縮させるが、合わせ面のガタを最小限に抑えた精緻さが自慢だ。
カラーバリエーションは写真の8種。右端のシルバーのみ、クランプ部はマットシルバー。
マットシルバー以外のクランプはマットブラックのアルマイト処理が施される。
XJRへの装着例。かつてはハンドルバーのしなりを抑制するパフォーマンスパーツだったが、現在はガジェット類のマウントにも使われる。その分、全体強度はもちろんスレや傷付きに強いアルマイトの質も求められる。純国産というのはやはり心強い。
SPECIFICATION
メーカー | ポッシュフェイス |
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製品名 | 22.2mmハンドル用クイックリリースハンドルブレース |
適応 | φ22.2mmバーハンドル用 |
素材・加工 | アルミ削り出し(マウント/ステー) |
サイズ | シャフト部単体(穴ピッチ) :147〜228mm |
カラー | シャンパンゴールド、ブラック、レッド、チタン、ブルー、ゴールド、マットブラック、シルバー |
価格 | マットブラック : 7590円、マットブラック以外 : 7260円 |