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エムテック ZRX1200R(KAWASAKI ZRX1200R)

車両作りのスペシャリストが要所を押さえた快走車

エムテック ZRX1200R
(KAWASAKI ZRX1200R)

取材協力:m-tech TEL075-932-6677 〒612-8486京都市伏見区羽束師古川町174-3
URL:https://www.mc-m-tech.com/
2024年 2月 16日
まず止めて、曲がり、走るの順に必要な要素を満たす

京都のm-techによるZRX1200R。純正スタイルを生かしつつブラック系のパーツ選択など、渋めを狙ったパッケージが気になるが、早速同店・松本さんに内容を聞こう。

「オーナーさんにはこのZRXが初めてのビッグバイク。“カスタムしたいけど、それに必要なものを選んでほしい。あと、あえて目立たない方向で仕立てたい”。そんなオーダーと、私たちの手の入れ方が合ってこうなりました。

ZRXにはパーツもたくさんあって、どんどん付けたくなる。光り物も多いのでつい派手目になる傾向はあるでしょうけど、その逆を狙った形です。まずマフラーを換えて、そこからは当店のセオリーに沿って“止まる”でブレーキとホイールを換える。次に“曲がる”で前後サスを換装した上で、軽いホイールに合わせてセッティングしています。ホイールは換えているけれどこれがされなくていいというケースも聞きますけど、バネ下が変わればセッティングは必須です。

それらが出来て“走る”で、ここではキャブレターを換えました。どれも段階的にやって、その都度乗りやすいと楽しんでもらってます」

撮影時点までの最新の変更点はスイングアームとのことで、ここは一番しなやかというGストライカーをセレクト。ZRXの場合、レースでハイグリップタイヤを履くのと異なり、ストリートではサブフレームや強過ぎるリヤまわり構成ではフロントが押されて曲がらない、乗りにくいものになるという。ここは右ダウンチューブをクロモリ化するくらいで十分とも続けてくれる。

なお、クロモリシャフト化で力の逃げどころも作ることも可能で、そのあたりはm-techのノウハウ。この車両でも取材時点製作中とのことだった。

順序立てと足し引きで走る楽しみを増すという仕立て。いずれエンジンにもオーバーホール等の手が入るだろうが、そこもまったく心配ない。m-techはスズキ油冷やレースをバックグラウンドとしているというイメージがある(実際にそれらに対する活動もしっかり行っている)かもしれないが、スーパースポーツでもネイキッドでも、バイクに必要な要素を、このように見た目も含めてきっちりと作り込んでくれる。ZRXへの手の入れ方として、この車両は参考になる。

【 ザ・グッドルッキンバイク記事一覧はこちら!! 】

 

Detailed Description詳細説明

ウインカーは小型化され、ヘッドライトはイエローレンズ化。左右マスターはブレンボRCSを使う。

ステアリングステムはOVER RACING製を使い、メーターは純正にヨシムラ・プログレスメーターを追加する。ハンドルバーはロータイプに変更した。

シートはロータイプのハンドルバーやOVER製バックステップと合わせて、オーナーに合わせたポジションを作るように加工している。

エンジンは現状でノーマルだが、乗りやすさに寄与するT-REVαを追加。いずれのオーバーホール、カムやミッションの変更等も視野に入っているそうだ。

車体まわりがきちんと出来た段階でキャブレターはTMR-MJNのφ38mmに換装され、K&Nフィルター仕様で使われる。

オーリンズRWUフォークにはm-tech定番のクレバーウルフ製サポート(剛性が高くブレーキ効力が落ちにくい)を介してブレンボ・アキシャルCNC 4Pキャリパーをマウント。ディスクもブレンボ・スーパースポーツを選択。

リヤブレーキはブレンボGP2-CR CNCキャリパー+サンスター・ワークスエキスパンドディスク。車体の随所にβチタニウム製チタンボルトが使われている。排気系はヨシムラ・チタンエキパイ+マーベリックサイレンサーだ。

前後ホイールはアルミ鍛造のマルケジーニM7RSで3.50-17/6.00-17サイズ、タイヤはブリヂストンS22のフロント120/70ZR17・リヤ190/55ZR17サイズをセレクト。Gストライカースイングアームにはオーリンズ・ブラックラインを組み合わせる。

WRITER

Heritage&legends編集部

バイクライフを豊かにし、愛車との時間を楽しむため、バイクカスタム&メンテナンスのアイディアや情報を掲載する月刊誌・Heritage&legendsの編集部。編集部員はバイクのカスタムやメンテナンスに長年携わり知識豊富なメンバーが揃う。

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