未だに多くのファンがいるスズキ油冷モデルだが、純正廃番パーツも増え、維持に頭を悩ませるオーナーも多いはずだ。そこに朗報。油冷エンジン用大型オイルクーラーの新作が登場した。“TG-RUN×OVER Classics 油冷エンジン用オイルクーラー”がそれで、製品名が示すように油冷エンジンに造詣の深いTG-RUNと、高いパーツ製作技術を持つOVERがコラボレートして開発したものだ。
GSX-R1100(’91年型L/’92年型M)の15段コア、より大型なGSX-R750RKの16段コアを超える17段コアのラウンドタイプで、本体は純正品を上回る厚み。また高強度のフィンを持ち、冷却性能を高めているのだ。
T・O・Tを走るOVERクラシックスの油冷マシン、OV-41にも装着されて性能も実証済み。TG-RUN代表の杉本さんが構想していた油冷を助けるパーツが、高性能で形になった。
オールアルミのコア&フィン。フィンは純正よりも高強度の設計で、通風性も確保している。
装着ブラケットのピッチは'89〜'92年型GSX-R1100および'88〜'91年型GSX-R750に対応するもので、これらのモデルには無加工で装着可能だ。他モデルに対してはステー製作や加工での対応となる。
対象機種の純正品同様にラウンドタイプを採用するオイルクーラー本体。厚みは純正を上回っていて、17段のコア設定とともに容量を高めてある。
製品は丁寧な溶接によって組み立てられる。オイルの取り出し口は純正同様の形状を持ったアルミ削り出し品。なお、別料金でガンコートも可能だ。
SPECIFICATION
メーカー | オーヴァーレーシングプロジェクツ |
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製品名 | TG-RUN×OVER Classics 油冷エンジン用オイルクーラー |
販売元 | テクニカルガレージRUN |
適合車種 | GSX-R1100:'89〜'92モデル、GSX-R750:'88〜'91モデル(RK含む) ※上記モデルは無加工装着可、他モデルは要ステー製作/加工 |
備考 | 別途料金にてガンコート仕上げあり |
価格 | 16万5000円 |