同じZ系人気機種でも、内燃機や足まわりほどにシャシーパーツの流用が効かない……。Z1000Mk.II/Z750FXオーナーにとってバッテリーケースもそんな悩ましいパーツのひとつ。他がピカピカでも、バッテリーケースだけは錆びて朽ちかけたものをなんとか補修しながら使っているオーナーも多いはずだ。
Z系リプレイスパーツを多く販売するPMCはそんなニーズに応えて、このほど純正ケースを忠実に再現した“Z1000Mk.II/Z750FX用バッテリーケース”を製作した。
見ての通り、同車用バッテリーケースは鋼板製とはいえ複雑な形状。高圧プレスで精密に成型されたスチールプレートを、熟練職人がひとつひとつ丹念にスポット溶接して、完璧な寸法で完成させているという。
一方では同社新製品として、VM29スムーズボア・キャブレター、VM26/28にも使用可能というコアなファン向けのビレットファンネルもリリース済み。やはりZ系オーナーは、PMCから一時も目が離せないのだ。
Z1000Mk.II/Z750FX用バッテリーケースの細部を見る。強度を保つ板材の使用法、溶接の具合は純正品を彷彿させるが、これはれっきとした2023年の新製品。塗装も含め、現代技術で仕上げられていることにも、ぜひ注目してほしい。
こちらはVM系キャブ用のビレットファンネル(9900〜1万9800円)。素材はアルミと真鍮、サイズはショート(45mm)とロングタイプ(70mm)から選べる。前期型Z系、VM29スムースボアキャブに対応する。
SPECIFICATION
メーカー | ピーエムシー |
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製品名 | Z1000Mk.II/Z750FX用バッテリーケース |
素材 | スチール |
対応車種 | KZ1000Mk.Ⅱ、Z750FX(Ⅰ型) |
価格 | 2万8600円 ※バッテリーケースダンパーラバーセット、バッテリートレイ別売 ※2023年4月20日出荷予定 |