ヤマハ独自の“パフォーマンスダンパー”をアフターパーツメーカーのアクティブが機種専用にセッティング、車種別装着ステーとともに販売する“アクティブ パフォーマンスダンパー”に、カワサキZRX1200DAEG用が加わったので、ここで改めて紹介しておこう。
パフォーマンスダンパーは、走行時の車体に生まれる共振を抑え、乗り心地やハンドリングを向上するアイテムで、特にツーリングなどの長距離移動で効果を発揮する車体制振ダンパーだ。ヤマハではそもそも4輪用として開発したものだったが、2輪向けにもその有効性は高く、古くはSRやSEROW250向けから純正アクセサリーとして販売するもの。直近では、’21〜MT-09/TRACER9用やYZF-R7用もラインナップされる。
そんなパフォーマンスダンパーの有効性は、アクティブでは発売済みの同じカワサキの4気筒、Z900RS用でも手応えを得ていて、4気筒向けでは、同車、CB400SFに次ぐ第3弾としてリリースされた。
車両装着外観。アクティブの人気定番、同社サブフレームキットとの併用は出来ないので、そこは注意が必要だ。
キットには車種専用ステーが付属している。フレーム側の固定位置はアクティブで十分に検討の上、一番効果が出る場所に装着する。
ダンパー効果の概念が分かるグラフ。右が未装着で左が装着後。路面入力(低周波領域)の車体振動の収束性が、装着後には明らかに向上することが分かる。マシンの制御が容易になり、結果、長距離移動ではライダーの疲労を軽減する効果もあるというわけだ。
人気車種、ホンダGB350用(3万8500円)も同時にラインナップに追加された。GB350の場合、装着は車体右側になる。一番効果が出る場所に装着……の意味も分かってもらえるだろう。
SPECIFICATION
メーカー | ヤマハ発動機(パフォーマンスダンパー本体) |
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製品名 | パフォーマンスダンパー |
発売元 | アクティブ |
適応車種 | カワサキZRX1200DAEG('09〜'16) |
ステー部素材 | スチール |
価格 | 3万8500円 |