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ホンダ モーター ヨーロッパ CBR650R Part2(ホンダCBR650R)

ヨーロッパのイベント出展用CB650Rの多彩なカスタム

ホンダ モーター ヨーロッパ CBR650R Part2
(ホンダCBR650R)

取材協力:Honda Motor Europe
URL:https://www.honda.co.uk/motorcycles/
2022年 2月 02日

“K0”オマージュの作り込みにカーボンでアクセント

2021年で10回目を迎えた欧州のイベント、ホイールズアンドウエーブス。このところはホンダをはじめ、2輪各社がここで数々のカスタムバイクを展示、あるいは実走させることでも注目されている。そもそもこのイベント自体がタイトルにホイールと波を謳っているのだが、そこにもう少し迫ろう。いわく、「ホイールとウエーブ。それは心の状態であり、バイクの文化に触発され、さまざまに影響されてきた人々の独特の耽美主義です。~(中略)~バイク、サーフィン、スケート、音楽、アートなどのさまざまな影響を組み合わせて、時代を超えた体験を生み出し想像し、共有する」というイベントだ。

説明の前半にあった、美を最高の価値と考える耽美主義は、19世紀後半にイギリスやフランスで起こった芸術思想。作品の価値はそこに込めた内的な思想やメッセージでなく、外的な形と色彩の美にあるというもの。そう考えてみると、ここに出展される車両群が外装に工夫を凝らす意味も分かる。

そこで今回の車両群だが、’21年の同イベント(中止)のために作られた10台のホンダCB650Rカスタム群。代替の発表手法として、現場で撮影を行ってホンダカスタムのウエブサイト(www.hondacustoms.com)上で人気投票を行うことにした。PCでもスマホでもwww.hondacustoms.comにアクセスして投票すればOK。

気に入った車両の画像はダウンロードして壁紙として使えた。そのうちトップ3は前回、Part1で紹介したが、ほか7台(得票率および4位以下の順位は非公表)も魅力的。ここに紹介しよう。

そのうちの1台が冒頭の、フランスのAZモトによるこのCB650R“カーボン”エディション。4気筒のCBをカスタムする上で必ず挙がる、初代4気筒CB=CB750Four(K0)へのオマージュ。これを、カーボン(Carbon)の表記にCと発音が同じK、Oと見た目が近いOの文字を入れてKarb0nでK0とカーボンをかけ、エンブレムとともにCB750Fourをイメージさせる。ホイールもEvo-X Racing製リムでCB750Four同様にワイヤスポーク化するなど、ネオレトロ感も高めているのだ。

【ホンダ モーター ヨーロッパ CBR650R Part1はこちら】

【 ザ・グッドルッキンバイク記事一覧はこちら!! 】

 

Detailed Description詳細説明

国内にも1969年8月に発売されたホンダ ドリーム CB750Fourのキャンディゴールドで外装を仕上げる、フランスのAZモト(AZ moto)による“カーボン”エディション。タンクエンブレムも当時の形状をペイントで表現、サイドカバーロゴは750を650にした上でラジエーターシュラウド部に貼付。各部にはカーボンパーツが多用されている。

CB1000Rの各部をブラック仕上げとして、2019年に欧州でも販売されたCB1000Rブラックエディション。そのブラックと対比・補完するためにと、兄弟機のCB650Rをベースとしてホワイト仕立てにしたのがフランス3Cモトス(3C Motos)の“ホワイトエディション”だ。ホワイトは艶ありのグロスとつや消しのマットのツートーンを効果的に配し、フルブラックのハードパーツとで高質さを演出した。

TOP BLOCK RACING製フェンダーキットによってフェンダーレス化しナンバープレートホルダーをスイングアームマウントに変更してある。

フランスのADNモトス(ADN Motos)によるCB650Rフラットトラッカーはゼッケンプレート一体型フロントカウルやシートカウル、パイプベンドによるスイングアームマウント式ナンバーホルダーをそれぞれワンオフ製作。'80年代のホンダファクトリー・ダートトラックレーサー、RS750Dを思わせるような右2本出しのアローEXを装着。ホイールもイタリアのKineo製ワイヤスポーク/リムにも注目を。

ガード付きハンドルはモタードの雰囲気でトリコロールのカラーは'80年代のホンダファクトリー・ダートトラックレーサー、RS750D的だ。

スペイン・ブランモトホンダ(Blanmoto Honda)の“CB650R CAFE RACER”は、プーチやジビ、リゾマにPSRなど、ヨーロッパで人気の著名メーカーのパーツも使いつつ、タックロール/ブラウンのシートやサイドパネル等のワンオフパーツとで、蒸気機関が社会のあちらこちらに広く使われている“スチームパンク”の世界観にカフェレーサースタイルをしっかりと融合させた、独特の魅力を演出する。

ニーパッドやハンドルグリップもブラウン、ミラーはセパレート化されたハンドルバーのエンドでなく、内側いっぱいに寄せてセットした。

この手のカスタムも多く手がけるスペインのハクバモーター(Hakuba Motor)によって“CB650R AKIRA”と名付けられたこの車両は、アキラという名前のように映画/コミックス“AKIRA”の“金田のバイク”の色調をメインに、カーボンでワンオフされたシングルシート下に電装を集中。日本の“カイゼン(improve=向上)”を追い求めるのがコンセプトだという。シンプル&ミニマルが特徴の1台だ。

クランクケース右、クランクシャフトエンド部にはHAKUBA MOTOR CUSTOMSのロゴとコーポレートマークを刻んだプレートをセットする。

スペインのモータースポーツ(Motor Sport)社製“CB650R HEDICION(エディシオン)”。H(ホンダ)、EDICION(EDITION=版、バージョン)を組み合わせた造語で、ホンダの2輪、4輪モータースポーツの歴史に敬意を表するという1台だ。1966年のブラバム・ホンダBT18・F-2マシンをモチーフに、ブラバムの本拠・イギリスのナショナルカラー、ブリティッシュグリーンをメインとし、当時急成長を遂げたホンダ製F-2エンジンに準じてカムカバーも黄色で仕上げた。'21年のF-1チャンピオン獲得から振り返っても感慨深い1台となった。

1976年に始まったヨーロッパ耐久選手権戦で圧倒的な強さを見せたジャン=クロード・シュマラン&ロジャー・ルイス組RCBレーサー。これに施されたホンダトリコロールカラー(燃料タンクの'70年代ウイングマークとともにA Brax Customによる)を施したフランス・サガズホンダ(Sagaz Honda)製“CB650R FOUR”。このカラーリング、純正採用していいのでは? と思えるようなコンビネーション。

WRITER

Heritage&legends編集部

バイクライフを豊かにし、愛車との時間を楽しむため、バイクカスタム&メンテナンスのアイディアや情報を掲載する月刊誌・Heritage&legendsの編集部。編集部員はバイクのカスタムやメンテナンスに長年携わり知識豊富なメンバーが揃う。

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