どこを狙うかで変わるニンジャカスタム
元祖ニンジャたるカワサキGPZ900Rはパーツや車両は豊富にある機種
「これは今2台持ちしているうちの“初号機”です。いいものはとにかくトライしたい、
「初号機だけでなくノーマルライクな弐号機も作ったことで、
「ニンジャは作られた年代から想像するより現代的なんですが、
時にはプロの目も通してベース車のコンディションをきちんとさせ
Detailed Description詳細説明
本文中に出てきた弐号機がこちら。ノーマルルックな出で立ちの通り、主に街乗りとツーリングで折目さんが愛用している。
そして、ここからは初号機のディテールを紹介。スクリーンは超クリアな視界にもこだわり、Ninjaらしいスタイルをキープするセンター部分の高さを確保した形状にもきっちりこだわった、マーベラス新作のダブルバブルタイプ(写真のクリアとスモークあり)をフロントカウルに装着する。
伏せていても見やすいこと、「Ninjaの好きな部分」(折目さん)という4連メーターを生かしたコクピット。STACK回転計や電圧計部に収まる空燃比モニター、ほかQ-STARZラップタイマー等をマウント。肉抜きトップブリッジはMccoyオフセット可変タイプを使う。
左右スイッチはハンドル切れ角確保のためノーマルのボックスタイプを使わず、コンパクトに収まるMotoGPタイプを装着した。
ラジエーターを大型化した上でその下や前にオイルクーラーを付けることも多いニンジャ。折目さんも各種試し、このフロントライト部がベストという結論に。ラジエーターには冷却効果を最大にしつつコアをガードする新作ディバイディングラジエーターガードを装着。
この車両ではZRX1200R(1164cc)エンジン+ZRX1200DAEG用6速ミッション+WPC/DLC/鏡面加工処理のコンロッド、アドバンテージST-1.5カム等の内容を持つ。キャブレターは中速以上での吹けの良さからTMR(φ38mm)に。スライダーはアクティブの新作2ピース式をチョイスした。
GPZ900RへのZRX1100/1200など後継機エンジン換装の場合、リヤハンガーはそのまま使えるが、フロント側は考える必要がある。GPZ-Rエンジンではシリンダーヘッドに直接マウントできるが、これのないZRXなどではダウンチューブを付けて、そこでも締結する。GPZ900RへのZRX1100/1200など後継機エンジン換装の場合、リヤハンガーはそのまま使えるが、フロント側は考える必要がある。GPZ-Rエンジンではシリンダーヘッドに直接マウントできるが、これのないZRXなどではダウンチューブを付けて、そこでも締結する。
点火系ユニットはこの車両のようにウオタニSP2にしたり、TGナカガワHIRに変更するのもお勧めという。点火ユニットやコイルは外観は変わらなくても徐々に内部が劣化→不調を招くというケースも多いので、要注意箇所とのことだ。
燃料タンクはアルミ製でインナー化され、タンク部はFRPカバーとなった(ともにスピードテック製)。カバー後端で前に10cm移動しシートレールも前進、ここに置かれた補機類も移動し「リヤショック上に乗るようになり、リヤからの情報量が増えた」という。
フロントはフォークの太さやタイヤグリップがまず釣り合うか、そして整備されて動きが正常かが大事。初号機ではφ43mmのオーリンズRWUにモノブロックのブレンボ4P+サンスターディスク+ゲイルスピードマスターだが、公道ならここまでは不要とも。
スイングアームはウイリーでホイールはMAGTAN JB4(3.50-17/6.00-17)、タイヤはダンロップD213GP(120/70ZR17・200/60ZR17)。ステップはナイトロレーシング加工品。チタン4-1のフルエキゾーストはマーベラスのコニカルゴルディで、ニンジャにも良く合う。