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2ストロークGOGO!
GoGo2ストローク ヤマハTZR250編(第1回)
レポート:中村友彦

ヤマハTZR250(1KT)で見事に2スト“沼”にハマった?!

2019年 8月 23日

ヘリテイジ&レジェンズの新創刊と共に、リスタートを切ったGoGo2ストローク ヤマハTZR250編。おかげさまで読者の皆様からは、それなりの反響をいただいているのだが、前身のロードライダー時代を含めて、連載開始から4年以上が経過していることを考えると、これまでの経緯をご存知ない方もたくさんいるだろう。そこで、誌面での連載を楽しんでもらうための一貫として、ウェブに過去を振り返る記事をアップしていこうと思う。


そもそものきっかけは、2014年11月のTOT=テイスト・オブ・ツクバだった。このイベントレースを取材した帰り道、車中の僕と月岡編集長は「TOTの取材は楽しいけど、参戦したらもっと楽しいだろうね」、「俺たちが出るなら、全体のレベルがあんまり高くないZERO-4かなあ」なんていう話をしていたのだが、それはまあ、我々にとっては日常茶飯事の戯言である。ただしこのときは、意外にもトントン拍子で準備が進み、翌月には参戦車両の’85年型ヤマハTZR250=1KTが僕の手元に来て、’15年5月には初陣として、TOTのSATSUKI STAGEを迎えることになった。

実際に1KTでZERO-4に参戦するにあたって、当初の僕と月岡編集長は、「筑波サーキットでとりあえず1分10秒を切れれば、中盤あたりでレースが楽しめるだろうし、7秒台が出れば表彰台に上れるはず」と考えていた。でもそれは、ふたつの意味でとんでもない大甘だった。

まず1分10秒を切るのは予想以上に大変で、艱難辛苦を経て、ようやくコンスタントに10秒以下がマークできるようになったのは、初参戦から約2年が経過した頃だったし、僕がモタモタしている間にZERO-4のレベルは急激に上昇して、昨今では表彰台の条件は5秒台以下になってしまったのだ。

あら、この展開だと何だか残念な話みたいだが、これまでを振り返って僕が後悔しているかと言うと、まったくそんなことはない。度重なるピストン+シリンダーの焼きつき(主な原因は僕のセッティングミス)や、経年変化による電装系の不調、自らのスキル不足(基本的に自分がツーリングライダーであることを実感)などには、大いに悩まされることになったけれど、地道な練習とチューニングで少しずつタイムを短縮していくという作業は、ものすごく楽しかった。それに加えて、レースの当事者になったことで、TOTに参戦するライダー/チューナーの皆様と仲良くなれたことも、僕にとっては大収穫だったのである。

初参戦となった’15年のSATSUKI STAGEの結果が、予選も決勝も後ろから6番目(出走は30台)、ベストラップが1分12秒893だったのに対して、近年の僕と1KTは、順位的には真ん中あたりを走れるようになって、ベストラップは1分7秒071にまで短縮できた。そして今現在の目標は5秒台&表彰台なのだが、果たして、目標が達成できる日は来るのだろうか?

【 GoGo!! 2ストローク記事一覧はこちら!! 】

今回のメインカット(最上段の写真)は遡ること2014年12月に撮影した、連載第1回目のタイトルカット。ふたりともヤル気満々な顔をしているけれど、実はこの走行でピストンとシリンダーを焼きつかせてしまった。ご覧の通り、#1シリンダーはピストンピンからサイドスカートまでガリッガリ。エンジンの素性がわからないのに、月岡編集長がいきなり全開にしちゃうんだもんなあ……。

’80年代のプロダクションレーサーを意識して、最初の2年くらいはノーマル然としたスタイルを維持。ただし僕の手元に来た時点で、足まわりは’89年型TZR250=3MA前期型用に変更されていた。今になってみると、この頃のハンドルはかなり高い

‘16年6月には富士スピードウェイに遠征し、MCFAJロードレースでまさかの初参戦初優勝! と言っても、僕がエントリーしたNEO-Aクラスの参加車は2台だけだったのだが、優勝は優勝だ。左端はピットクルーを務めてくれた大内さんで、その隣は当連載でお世話になりっぱなしのクオリティーワークス山下さん。

‘16~18年には、エビスサーキットで開催されるラブ&ピース走行会にも何度もエントリー。写真は’17年5月に参加した際の模擬レースで、フロントローに並ぶのは全員クオリティーワークスの関係者。予選1位は小堀さん+VF400F、2位は山下さん+ZXR250、3位は中村+1KT、4位は本田さん+NSR。決勝での僕は、山下さんと熾烈なバトルを繰り広げることとなった。

スポーツランドSUGOで開催される全日本2ストミーティングには、’16年から4年連続で参加。このイベントのいいところは、筑波サーキットでは少数派になりがちなTZRがたくさん見られることで、毎年8台前後の1XT/2XTがエントリーしている。

WRITER

中村友彦

二輪雑誌編集部員を経て独立し、現在フリーのモータージャーナリストとして活動中。クラシックバイクから最新モデルまでジャンルや新旧を問わず乗りこなし解説する。カスタムやレースにも深く興味を持ち、サンデーレースにも参戦する。

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