ヘリテイジ&レジェンズ|Heritage& Legends
  • お知らせ
  • ニュース&トピックス
  • 連載コンテンツ
    • ザ グッドルッキン バイク
    • Goods Front Line
    • GoGo!! 2ストローク
  • スペシャルコンテンツ
    • 特集記事
    • 俺のグッドルッキン
    • プレゼント応募
  • 会社概要
寺田モータースZ1(カワサキZ1)

プロダクションレーサーを想起しつつ30年超手を入れる

寺田モータースZ1
(カワサキZ1)

取材協力:寺田モータース TEL06-6418-8801 〒660-0075兵庫県尼崎市大庄中通1-1
URL:http://www.teradamotors.com
2021年 8月 20日

よく走るをテーマにしたパーツ選択や構成が光る1台

1972年に’73年型として登場したカワサキSuper4、モデルZ1。登場半世紀に迫ろうとする今もその存在感や認知度、人気といったものは衰えていない。ベース車両の高騰が目立つ昨今ではあるが、カスタム化への熱も冷めず、これもまた多くの車両が作り出されている。そんな中でこの車両は、兵庫県尼崎市の老舗ショップ、寺田モータースで専務を務める吉岡さんの愛車だ。元から無類のZ好きだったという吉岡さんは1990年に同社に入社して半年後にこの車両を手に入れ、以来30年強、手を入れながら維持している。

基本のテーマは“よく走る”。全体の印象としては’70~’80年代のアメリカ、AMAスーパーバイクや同じ頃の日本、MCFAJのスーパープロダクションクラスを走るレーサーのイメージ。AMAスーパーバイクはストックシルエット(市販車状態の外形)を保つことというレギュレーションがあり、ヘッドライトやメーターもケースはそのまま使われた(中身は外していい)から、ストリート車にもなじみのいいテーマにもなっている。この車両で言うならば、ヨシムラZ1が集合マフラー化した頃の印象。

MCFAJスーパープロダクションクラスは、カスタムがブームになった’80年代末期頃に、市販レーサーではない車両、例えば空冷Z系などが手頃なベースとして参戦。レーサー用18インチホイールを履いたりレーシングキャブレターを付けたりして、保安部品を付ければストリートスタイルという印象があった。

この車両で装着されているCRスペシャルキャブレターやNGCマフラー、ダイマグ3本スポークホイールにモリワキ・アルミスイングアームはまさにそんな雰囲気を醸し出し、かつそれぞれがきちんと機能するパーツ。そこは30年の車歴、そしてノーマルからフルカスタムまで、多くのZシリーズを手がけてきた(中古車両の販売も行うというから、なおさらだ)寺田モータースと吉岡さんならではの選択眼とまとめ方だろう。

リプレイスパーツもアフターパーツもじつに多くがあるZ。時には何を選んだらいいか迷うこともあるかも知れないが、このZ1のようにしっかりしたテーマを持っていれば、それも防げそうだ。よく走る、長く走るというZの好例として注目しておきたい。

【 ザ・グッドルッキンバイク記事一覧はこちら!! 】

 

Detailed Description詳細説明

シンプルな構成もこの車両の特徴と言っていい。メーターはノーマルでヨシムラ・プログレスメーターを追加、ETC車載器のインジケーターも見える。ステムは前後18インチ化に合わせて変更。フロントマスターシリンダーはAPでハンドルバーも適度な高さのものに変更する。

エンジンはZ1000H純正のφ70mmピストンを使った1015cc仕様。ラバーバンドで留めるオイルクーラー(万一の落下予防も行う)は撮影時は春先で冷え過ぎを抑えるためセンター部をカバーしている点などにも、かつてのプロダクションレーサー感が感じられる。燃料コックはピンゲル製に換装して流量を確保、キャブレターはCRスペシャルのφ38mm、マフラーはNGCの4-1ストレートエンドだ。

ボトムケースサイドにKawasakiとKYBのコーションラベルが見えるフロントフォークは、Z1000R2純正のφ38(Z1ノーマルはφ36)mmを流用。フロントブレーキはZ系永遠の定番とも言えるAP・CP2696キャリパーをセット、ブレーキラインもステンレスメッシュ化される。

スイングアームはモリワキ製角型アルミ、リヤショックはオーリンズ。前後ホイールもダイマグ3本スポークで19/18から前後18インチ化し、コンチネンタル・コンチロードアタック2CRの110/80R18・150/65R18を履く。ドライブチェーンはRKの50X(530サイズに同じ)だ。

WRITER

Heritage&legends編集部

バイクライフを豊かにし、愛車との時間を楽しむため、バイクカスタム&メンテナンスのアイディアや情報を掲載する月刊誌・Heritage&legendsの編集部。編集部員はバイクのカスタムやメンテナンスに長年携わり知識豊富なメンバーが揃う。

From our blog

  • 1200系めっきシリンダーの弱点を補い長寿&スムーズ化も考えたハイパフォーマンスシリンダー登場・トリニティガレージ ナカガワ08 5月 2025
  • 月刊ヘリテイジ&レジェンズ。
    2025年6月号(Vol.72)は4月28日(月)に発売!
    25 4月 2025
  • 身近な整備に役立てる新登場 &アップデートアイテムを紹介!/KIJIMA&SPICERR24 4月 2025
  • 【2025年4月29日(祝)】
    SUGO 2FUN SPRING STAGE
    ザ・グッドルッキンバイク撮影会のお知らせ
    18 4月 2025

ザ グッドルッキン バイク

  • CL SURFER  CL500<br>(ホンダ CL500)

    CL SURFER CL500<br>(ホンダ CL500)

  • ヨシムラジャパン Z900RS<br>(カワサキ Z900RS)

    ヨシムラジャパン Z900RS<br>(カワサキ Z900RS)

  • ACサンクチュアリー Z1000Mk.II<br>(カワサキ  Z1000Mk.II)

    ACサンクチュアリー Z1000Mk.II<br>(カワサキ Z1000Mk.II)

  • OCEAN’S TRACK CL500<br>(ホンダ CL500)

    OCEAN’S TRACK CL500<br>(ホンダ CL500)

  • Ninja-ga-ichiban GPZ900R<br>(カワサキ GPZ900R)

    Ninja-ga-ichiban GPZ900R<br>(カワサキ GPZ900R)

ヘリテイジ&レジェンズ|Heritage& Legends

愛車とのバイクライフを、より豊かに楽しむためのアイデアを提供する新雑誌。 愛車をもっと知りたい、カッコよくカスタムしたい、そして上手に走らせたい…ライダーなら誰もが気になる情報をより広く、深く提供して参ります。

Content

  • お知らせ
  • ニュース&トピックス
  • 連載コンテンツ
    • ザ グッドルッキン バイク
    • Goods Front Line
    • GoGo!! 2ストローク
  • スペシャルコンテンツ
    • 特集記事
    • 俺のグッドルッキン
    • プレゼント応募
  • 会社概要

お知らせ

  • 1200系めっきシリンダーの弱点を補い長寿&スムーズ化も考えたハイパフォーマンスシリンダー登場・トリニティガレージ ナカガワ08 5月 2025
  • 月刊ヘリテイジ&レジェンズ。
    2025年6月号(Vol.72)は4月28日(月)に発売!
    25 4月 2025
  • 身近な整備に役立てる新登場 &アップデートアイテムを紹介!/KIJIMA&SPICERR24 4月 2025
  • 【2025年4月29日(祝)】
    SUGO 2FUN SPRING STAGE
    ザ・グッドルッキンバイク撮影会のお知らせ
    18 4月 2025
  • 【CUSTOM MACHINE IMPRESSION】ヨシムラが繰り出したZ900RSカスタムの最新究極形を味わう!17 4月 2025

Contact us

  • Address: 東京都中野区鷺宮3-44-8-101
  • Phone: 03-5356-8575
  • Email: info@handl-mag.com
©2019 H&L PLANNING Co.,Ltd. All Rights Reserved.

詳しい購入方法は、各サイトにてご確認ください。 書店によって、この本を扱っていない場合があります。ご了承ください。

 
 

弊社・株式会社H&L PLANNINGでも、銀行振込・現金書留での直接のご注文も承っております。

ご希望の場合は、必要事項(お名前、ご住所、電話番号)を明記の上、メールにてご連絡ください。 追って、お支払い方法と商品ご発送の流れを返信させていただきます。 メールアドレス:info@handl-mag.com ※ご返信まで数日を要すこともございます。予めご了承ください。お急ぎの場合は上記各サイトからのご注文をお勧めいたします。