
アクティブ提案のポジションパーツでスポーツライディング向けにXSR900/GPをさらにブラッシュアップ!・ACTIVE(アクティブ)
“ほんの少し”の位置変更で 両車をより身近な相棒に
アクティブが今春の東京モーターサイクルショーでお披露目したXSR900の試乗記はこちらで既報しているが、テスターを担当した二輪ジャーナリスト・中村浩史さんによれば、今回取り上げるポジションパーツは、ほかに装着されたアクラポヴィッチのフルエキのパンチやゲイルスピードのTYPE-Nホイールの軽量性とともに、スポーティに振られた同車のキャラクターを鮮明にするキーパーツとなっていたと言う。
XSR900の純正バーハンドルからセパハン化されたそれは、スポーツライディングを意識させるものの、その位置は純正より低められるがXSR900GPよりは高め。純正比30mmバック/10mmアップで設定されたバックステップとともに、街中からワインディングまで、ポジションの収まりの良さにこだわり、快適なライディングに大きく寄与するものだった。
▲青い線が純正のポジション、赤い線はアクティブ製品装着時のそれ。XSR900はやや視線が下がり、XSR900GPではハンドル垂れ角が緩められたことで、両車それぞれの快適なスポーツライディングを実現した。
153GARAGEはネオクラシックバイク群の雰囲気を伸ばす方向に特化したブランドだから、XSR900/GPは車種としてのジャンルこそ当てはまるが、仕上げたパーツは153GARAGEの目指す方向とは違う。ならばアクティブオリジナルのスポーツパーツが揃う“ACTIVE”ブランドでリリースすべき、と発売直前にブランド変更がなされたわけ。スポーティ指向の同車オーナーには、そのコンセプトが分かりやすくなったわけだ。
とはいえ、パーツ置換でポジションがレーシーなものに激変するわけでもない。XSR900ならもう少し刺激がほしいライダーに、XSR900GPのオーナーには雰囲気を崩さずもう少しストリートで扱いやすいポジションに。その“ほんの少し”の味付け具合が、まさにこの製品群の妙たる部分だ。
ハンドル/マフラー/バックステップは古くからカスタムの三種の神器と呼ばれる。XSR900/GPオーナーなら、まずはそのうち手軽な2アイテムから、愛車の変貌を楽しむのはいかがだろう。
簡単装着を可能とするすべてのパーツが揃ったボルトオン対応!
セパレートハンドル&トップブリッジキット for XSR900(’22-’24):7万7000円
XSR900用セパレートハンドル&トップブリッジキットはセパハン化するも前傾姿勢になりすぎない、乗りやすいポジションを意識、装着に必要なホース類も付属する。
バックステップ for XSR900 (’22-’25)5万600円
ステップは30㎜BACK/10㎜UPの1ポジションで正チェンジのみ対応。’80年代カスタムシーンを彷彿させるシンプルデザインを採る。ペダルまわりにはホールドにこだわるステップバーと、タッチを重視したバー同軸ペダルを採用する。
セパレートハンドル&トップブリッジキット for XSR900GP(2024):6万9300円
XSR900GP用での注目はハンドル垂れ角を純正12度から3度に緩め実現した快適ポジション。セパハンのフォーククランプ箇所はトップブリッジ下としてハンドルまわりの外観もシンプルに整えられる。
バックステップ for XSR900GP (2024)6万2700円
XSR900と同デザインのステップは11㎜BACK/6㎜DOWNの1ポジション/正チェンジのGP専用仕様となっている。
【協力】協力:アクティブ TEL0561-72-7011 〒470-0117愛知県日進市藤塚7丁目55番地 htttp://www.acv.co.jp/
※本企画はHeritage&Legends 2025年11月号に掲載された記事を再編集したものです。
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