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ブルドック Z1-R(KAWASAKI Z1-R)

常に最新・最良を反映し作られるコンプリートZの最新版

ブルドック Z1-R
(KAWASAKI Z1-R)

取材協力:ブルドック TEL0284-64-9825 〒326-0012栃木県足利市大久保町957-2
URL:https://www.bulldock.jp
2025年 3月 10日
信頼の定番と最良のスペックをフルに使うコンプリート

Zをベースにしてヘビーカスタムらしい凄みを作り込みながら、それをひけらかさない自然なたたずまいを見せる。ブルドックのコンプリートカスタム、GT-M(Genuine Tuning MAChine)を表現するワードだが、このZ1-Rにはその言葉がよく似合うようだ。そして近作としての内容にも興味が湧く。シリンダーサイドにGT-Mの文字が刻まれたエンジンの仕様にも、もちろん車体まわりにもだ。まずはそこから同店・和久井さんに聞いてみた。

「エンジンはオリジナルのマッコイ・GT-M専用ビレットシリンダーにφ78mmのピスタルレーシング×マッコイ鍛造ピストンを組み合わせた1260cc仕様です。

ヘッドはJ系コンバートにケントST-2カムを組んで、オイルバイパスを追加。腰下ではミッションがオリジナル6速クロスでクラッチは乾式+スリッパーのマッコイ。クランクもヴォスナー×マッコイ鍛造コンロッドを使ってリビルドしています。キャブレターはTMR-MJNφ38mmでマフラーはウインマッコイNeo」

オリジナルで開発した各パーツを自社作業による内燃機加工と組み合わせ、最新スペックでまとめられる。1260ccの排気量もトルクを生かして難しくなく使えるという利点を持たせたもので、GT-Mでは多くの作例が見られる定番となっている。これに6速クロスミッションという組み合わせも現代的で、エンジントルクを生かしやすいなどのメリットがある。そうしたまとめ具合いなのだ。

車体の方も、まずフレームは測定と修正を行い、完成時のバランスやエンジンをはじめとした各パート/パーツの配置までをきちんと想定して決めた上で補強や加工を行い、17インチ仕様に最適化している。

その17インチ仕様足まわりも、2001年のブルドック開店時には基本が確立されていて、それに沿ったパーツを使うとともにタイヤの進化等によって次々アップデートされてきた。今で言うなら純正でも増えてきたリヤ200幅タイヤとそれ(幅だけでなくタイヤハイトなどの変化も)に合わせたディメンション設定、そして全体のルックス。

パーツそれぞれもアルミ鍛造でマグ製並みの軽さを得るとともに十分な強度も持つオリジナルのラヴォランテ・スフィダーレホイールのように時代に応じてアップデートされたものが現れ、それら最新=その時々のベストが随時使われるという具合。

まさに2024年最新の17インチZという姿とスペックが与えられるZ1-R。そんな内容をぐっと引き立たせているのが、薄過ぎず濃過ぎずの絶妙なトーンで調色されたグレーのボディカラー。製作途中から評判も良かったとのことだが、このカラーも打ち合わせ段階ではなく、車両の大筋が出来てきて最後に検討して決めた上で塗装するという。なるほど、それでハードパーツとの色味もきれいに合ってくるわけだ。そこも含めてやはり参考になる、ここまで行けるという現代Zの指標にもなってくれる1台と言える。

【 ザ・グッドルッキンバイク記事一覧はこちら!! 】

 

Detailed Description詳細説明

ウインカーは超小型LEDでフロント側はカウルサイドにマウントされる。ミラーはマジカルレーシングNK-1ミラー・タイプ1ヘッドで、マッコイセパレートハンドルにマウントされる左右マスターはブレンボRCSだ。

マッコイ・正立φ43mmステムキット/軽量ライトウェイトレーシングタイプステムの上にハイパープロ・ステダンをセット。オリジナルパネルの左にはスタック・ST200クラブマンタコメーター、右にはスタック・プロコントロールST-3515燃料計を配置。その下にヨシムラPRO-GRESS2テンプメーター、キーシリンダーを挟んで左にモトガジェット・モトスコープコンビフレームミニに同モトサイン ミニ(警告灯類)とモトスコープ(デジタル表示速度計)も置かれる。

エアプレーンキャップ付きの耐久レプリカ仕様アルミタンクはマッコイZ1R。

シートカウルはマッコイ・Z1Rシングルシートでカーボン仕様。タンデムシート風にカーボン地を露出した箇所にリヤウインカーをマウントしている。シートはマッコイ・スプリームでこのサイズの中に良好な乗り心地も作り込む。

エンジンはGT-M専用ビレットシリンダーに超々ターカロイスリーブを使いφ78mmのピスタルレーシング×マッコイ鍛造ピストンを組む1260cc仕様で内燃機加工はブルドックによる。ヘッドはZ1000J系にコンバートしてKENT ST-2カムをセットしミッションはマッコイ6速クロスでクラッチはマッコイ乾式。クランクはヴォスナー×マッコイ鍛造コンロッドと、フルリビルドの最新内容を持つ。マッコイ・Z1/Z1R/Mk.IIアンダーカウルもマウントする。

キャブレターはTMR-MJNφ38mmをファンネル仕様でセット。ヘッドのオイルバイパスやエンジン上面を通したオイルラインも確認できる。

クラッチはマッコイ×TSS スリッパークラッチキット 乾式モデル。バックトルクを逃がすスリッパー機能やクランクケースを割らずにクラッチ部だけでメンテナンスが出来るメリットに加え、クラッチプレートなどの補修部品供給の心配も抑えられる利点があるのだ。

フロントフォークはマッコイ×ナイトロンφ43mmでフロントフェンダーはマッコイ・カーボン。フロントブレーキはブレンボGP4-RXキャリパー+マッコイ×サンスターφ320mmディスクの構成。

リヤブレーキはブレンボCNC 2P リアキャリパー+サンスターディスク。排気系はフルチタン×4-1ルックで内部4-2-1のWin Mccoy Neo<フルエキゾースト>でサイレンサーはアルミ削り出しエンド×チタンシェルのWin Mccoy Neo<サイレンサー>のブラックだ。

リヤサスはマッコイ×ナイトロン・Zシリーズショックをマッコイスイングアームにセット。前後ホイールはアルミ鍛造のラヴォランテ・スフィダーレでサイズは3.50-17/6.00-17。これに履かせるタイヤはブリヂストンRS11でサイズは120/70ZR17・200/55ZR17。この幅にも対応するリヤカーボンフェンダーもマッコイでステップもマッコイ。ドライブチェーンはRK 520XXWを使う。

WRITER

Heritage&legends編集部

バイクライフを豊かにし、愛車との時間を楽しむため、バイクカスタム&メンテナンスのアイディアや情報を掲載する月刊誌・Heritage&legendsの編集部。編集部員はバイクのカスタムやメンテナンスに長年携わり知識豊富なメンバーが揃う。

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